最後の仕事 | 末廣亜耶乃のトランペットとピアノまみれの日常

末廣亜耶乃のトランペットとピアノまみれの日常

トランペットとピアノの二刀流音楽家です。
音楽関係のウンチクを始め、
音楽に溢れた日常のぼやきを投稿しています。

11月9日(金)は最後の仕事日でした。

G9(中学三年生)の国家試験の音楽の日ビックリマーク

内容は聴音、新曲視唱、実技演奏音譜

まるで音大入試叫びだけどレベルはもっと優しいのですが、それでも大変なものでして…

特に新曲視唱と実技演奏は一人一人の演奏を採点しなければならないので、生徒よりも先生の方が大変なのかもしれませんあせる





カンニング防止のための服装検査中



G9には一人、目をかけているこがいました。

一番端でチューバを抱えて吹いているこの子、Bwalya M'tonga




Bwalyaは去年はユーフォニウムだったんだけど、最初先輩たちがあんまり教えてなかったからフィンガリングとかあんまりよく分かってる風じゃあなくて。
だけど毎日毎日分かんないながら自主練習に来てて。

よく来ているから、その自主練習を指導してみた所、すっごく飲み込みが早い事が発覚し目

一気にめきめき成長し、誰よりも上手になりました合格

Bwalyaのいい所は挙げだせばきりがないけれど、その中で一番私が尊敬しているのは、文句の一つも言わずに飲み込みの遅めの友達にもイライラせず、ちゃんと向き合って教えてあげれる所キラキラ



そんな教え子のBwalyaの試験。

何故かその日一日中彼に起こったのは混乱の連続でしたDASH!


朝一の試験では回答用紙の名前を書く欄に、なぜか自分の友人の名前を間違えて書き、
新曲視唱では先生もびっくりな珍妙な歌を披露し



「ボロボロだったガーン」が試験終了後開口一番の台詞でしたあせる


もちろん落第点なんてことは全くないし、そんなボロボロでも他の生徒と比べると完全に平均よりも上なのですが、彼にとっては初めての経験だったと思います汗



これが彼にとってまた新たな起爆剤になるといいなああせる