私が精神障害認定をされたのは、かれこれ13年前。
専門学校を卒業し、初めて就職した保育園でのストレスがきっかけで自発的に病院へ。
当時は、まだまだ精神疾患が認知されていない時代だが、親戚にうつ病がいたので、すぐに気づく事ができた。
最初は抑うつ状態の診断だったが、3ヶ月の休職も虚しく、症状は悪化の一途を辿る。
遂には会社から自主退社させられる形となった。

その後、半年程で違う仕事に就き、2年ほど調子良く過ごしていたが、ある日突然、職場のおばさんが放った心ない一言でぶりかえす(一生恨むw)
一人暮らしをするまで回復し、順調な生活を送っていただけにダメージが大きかった。

実家に帰ってからは、回復→仕事を探す→体調を崩す→仕事を辞める→回復→…という負のループ。
いたずらに経歴を傷付けるだけで、一向に回復出来ない日々を送っていた。
まさに出口の見えないトンネルだ。

そんな私が3年前、拒み続けていた入院をすることになった。
それからの回復はめざましく、十数年の穴を埋める勢いで良くなっていった。なぜもっと早く入院しなかったのだろうと後悔した程だ。

しかしながらあと一歩が遠く、秋の終わりから冬の終わりにかけては毎年体調が悪くなっていた。

ところが、今年に入って転機が訪れる。
主治医が変わったのだ。
今までの主治医が悪い訳ではない。寧ろ熱心に治療をしてくれており私も信頼していた。少しずつ良くもなっていた。
しかし、残念ながら完全に良くはならなかったのだ。

新しい主治医は、入院中に面談を担当してくれていた医師だったので面識はあった。
前の主治医が私の緊張を考慮して引き継ぎしてくれたようだ。ありがとうK先生。

新しい主治医はO先生。
京都弁らしき方言ではんなりと話すが、声がデカイw
これは持論だが、声の大きい人に悪い人は居ないと思っている。
入院中の時の面談でも、面談室の外まで声が漏れるくらいの大きさだったw
私は聞かれて困る話しは無かったので、全く気にならなかったが、中には嫌がる患者もいた。
O先生本人も自覚があり
「僕の声が大きいから嫌がる方もいらっしゃるんですよ~」
と、笑っていたw

初めて外来でO先生と面談した際、うつ病と診断されて長いという話になりチェックシートを渡された。
次の外来までにやって来てほしいと。

家に帰って早速やってみた。
私も保育士として障害児保育の勉強をしてきたので、このチェックシートの項目がどんな事を調べようとしているのかは、なんとなくだが分かった。
だが、私が知っているそれとはちょっと違う…。
それに、誰にでも当てはまりそうな項目もある…。
これはいったい…

結論から言うと
「発達障害グレーゾーン」を宣告された。

うつ病は二次的なもので、根底にあるのは発達グレーによる生きにくさからなったのでしょうと。
…はて?私が発達障害グレーゾーンですと…?どこが?

???だらけになった私に、O先生が説明してくれたのだが、障害かどうかの判断をする心理検査というものがあるのだが、これはそもそも男性目線で作られたものだそうで、最近の研究によると、男性と女性では発達障害の判断基準が違う事が判ったそう。
なので、今の心理検査では女性の発達障害が見逃されてきたケースが少なからずあるそうだ。
また、女性は男性と比べて集団への適応能力が高い事から、幼少期に見付からない事も多く大人になるにつれて、自分と周りの違いに苦しむ人もいるのだそう。

O先生は長年うつ病の治療をしているのに治らない人の中に、隠れ発達障害の人が多くいるのではと考えており、私の様にグレーゾーンの人で生きにくさに苦しんでいる人にも発達障害の投薬をする事でうつ病を改善させるという治療をしていたのだ。

藁にもすがる思いで、薬の調整をすべく4度目の入院をして発達障害の薬を飲むことになった。

つづく