【あらすじ】

児童相談所で働く 夏目アラタ は、ある日、彼が担当していた少年の母親が 連続バラバラ殺人事件の被害者 だったことを知る。

犯人として逮捕されていたのは、美しくミステリアスな死刑囚 真珠(しんじゅ)。

しかし真珠は、何が本当で何が嘘なのか分からない、つかみどころのない人物だった。


アラタは少年の心を守るため、真珠の本心を引き出そうとするが、普通に接しても彼女は何も語らない。

そこでアラタはあまりに大胆な行動に出る――


「俺と結婚しない?」


面会室越しに、ありえない“獄中結婚” を提案することで、真珠に揺さぶりをかける。

その奇妙な関係は、次第にアラタ自身にも影響を与えていき、

「真珠は本当に殺人鬼なのか?」「嘘をついているのは誰なのか?」

物語は、ふたりの心理戦へと進んでいく。



アラタがどんな想いで真珠と向き合っていたのか。
その答えは、言葉ではなく、視線や間ににじんでいました。
正しさだけでは人の心は動かせない。
正しさとは万人にはまるとは限らない、
個人のものさし。