短編小説第二弾ー!(*^_^*)
前回のが結構好評で、かなり嬉しかったり。
コメント色んな方面から頂きました。
本日もどうぞ、お楽しみに。
********************
千絵ちゃんは、いつも私といてくれる。
クラス委員なんかやって、美人で、運動も出来て、頭も良くて。
なのに、根暗であまり可愛くなくて、運動も勉強も平均的な私と……いてくれている。
何故だろう。
千絵ちゃんには、もっとふさわしい友達がいるに決まってるのに。
「何よ、ふさわしい友達って」
学校の帰り道、隣を歩く千絵ちゃんは笑いながら言った。
しまった。
思ってた事が口に出ていたみたいだ。
「私なんかと……いたらダメだって思って」
「何で? 私は、佳奈といたい。だから一緒にいるのよ。そんな悲しい事言わないでよ」
「うん……でもね……」
「でも、何よ」
「何でも無い……」
私は、俯いた。
いつもそうだ。
感じた事、思った事を素直には言えない。
何を思ってるの、と聞かれたら何も、とすぐ答えてしまう。
いまいち一歩が出ない。
変えなくちゃ。
そう思うのに。
「あのさ」
ふと、千絵ちゃんが言った。
「もしも、さ。私に辛い事が起きた時……悲しんでいた時……その時、佳奈は傍にいてくれる?」
「もちろん」
「本当? 本当よ、絶対よ」
嬉しいそうに、笑顔で千絵ちゃんは言った。
その時は、彼女が何故そんな言葉を言うのか分からなかった。
しかし、次の日千絵ちゃんは私との下校中泣いた。
訳を尋ねると、どうやら千絵ちゃんの両親が近々離婚するらしかった。
彼女は反対してたけど、どうやっても夫婦の溝は深まって、とうとうという所まで来たらしい。
「佳奈はさ、私の事どう見えてる? クラスの子らはね、皆私を強くてたくましいって言うの。でも、本当は違う……。泣き虫で、弱くて、全く強くないの……」
千絵ちゃんは、もう一度「強くないの」と言った。
どうしたら良いんだろう。
でも、千絵ちゃんは親友だ。
そんな彼女に言わないと。言いたい気持ち、今度は胸にしまい込まずに。
「あのね!」
「佳奈?」
「私、いるからっ。ずっと……千絵ちゃんの傍にいるからっ。だから、泣かないで」
「佳奈……」
「知ってるから。私……千絵ちゃんの強いとこも、弱いとこも、全部知ってるから!」
千絵ちゃんは、立ち止まって私を正面から抱きしめてきた。
「ありがとう……本当に……」
泣きながら、千絵ちゃんは言った。
伝わっただろうか。
私の気持ち。
私の勇気は、無駄じゃなかっただろうか。
そうなら良いな。
「佳奈、大好きよ……」
そうだと良いな……。
完
*******************
どうでしたでしょうか?
私は完全佳奈タイプの人間なので、彼女の気持ちが分かるのですが。
基本佳奈は何も言わないので、千絵からしたら一緒にいると安心するのかもしれない。
以上、友情物語でしたー。
次回もお楽しみに