体の中で多くの働きをするオルニチンアップ


オルニチンは体内に摂取されると、腸で吸収され、肝臓や腎臓、筋肉に移行し、遊離アミノ酸として単独で存在し、体内で様々な働きをします。

オルチニンは、アルギニン、トリプトファンなどと同様に、脳の下垂体(視床下部)に作用して成長ホルモンの分泌を促進します。
文字通り成長の促進を主な役割とする成長ホルモンは、糖質、骨、水分やミネラルなど様々な代謝を調節します。また、脂肪の分解やタンパク質の合成を促進します。
成長ホルモンの分泌量は加齢とともに現象していきます。成長ホルモンが体内で最も多く分泌される時期は13~17歳の頃です。20~25歳にかけて体内の成長ホルモン量は急激に低下します。
体内の成長ホルモンが減少すると、新陳代謝が悪くなり、脂肪の分解が進まず、体脂肪が増えたり、コレステロール値が増えたりし、またタンパク質の合成も促されず、筋肉がつきにくくなります。筋肉が減ったり衰えたりするとまた、脂肪の分解が進みにくくなり、太りやすくなります。また、シミや小じわが目立ったり、疲れやすくなったり、記憶力が低下したりもします。
つまりオルニチンは、代謝に関わる成長ホルモンの分泌を促すことによって、脂肪の分解を促進するため、[ダイエットやアンチエイジングに効果があるアミノ酸]と言われているのです。

また、オルニチンは、肝臓にあるオルニチン回路(尿素回路,クレブス-ヘンゼライト回路,オルニチンサイクル)で、アンモニアの代謝にも関与しています。
アンモニアは、有毒物質なので、安全な形にして体外に排出しないと体内に蓄積していきます。アンモニアが脳内に侵入するこおはありませんが、アンモニウムイオンとなってしまうと脳内に侵入することができ、アンモニア中毒症となります。この有毒なアンモニアを安全な尿素に作り替えるのがオルニチン回路です。
オルニチンは、オルニチン回路を活性化させることによって、アンモニアの代謝を促進します。このことから、オルニチンは[肝機能をサポートするアミノ酸]とも言われます。

さらに、オルニチンは免疫細胞のマクロファージに働きかけることも知られています。
マクロファージは、血液中の白血球に属する単球が血管外の組織に移動し変化したものを指します。これは貪食(大食)細胞とも呼ばれ、体内に侵入したウィルスや細菌、真菌(カビ)などの異物を片っ端から攻撃する免疫細胞です。
オルニチンの摂取によって、マクロファージの作用が高まることがラット実験で確認されています。このことから、オルニチンは「免疫力を増強するアミノ酸」とも考えられています。

このほか、オルニチンには、アルコールの代謝に欠かせない非必須アミノ酸の一つであるアラニンを助ける働きもあります。また、オルニチンは、肌の細胞分裂に必要不可欠なポリアミンというタンパク質の生成に使用されるので、ハリのある肌を保つ作用があると言えます。


オルニチンを摂取するタイミングサーチ


■オルニチンやアミノ酸は就寝前の摂取が効果的


成長ホルモンは主に運動後と睡眠中、特に夜間の睡眠中に多く分泌されます。入眠後30分程度で、ノンレム睡眠(深い睡眠)に入りますが、そのときに成長ホルモンは最も多く分泌されます。そこから3時間程度が一日のうちで最も筋肉が作られている時間と言えます。
したがって、就寝前にオルニチンやアルギニンなどのアミノ酸を摂取する方が成長ホルモンの分泌効果は高いです。しかしその一方で、夕食後6~8時間以上空けなければ、オルニチンやアルギニンなどのアミノ酸摂取による成長ホルモンの分泌効果は非常に薄くなります。このため、オルニチンやアルギニンなどのアミノ酸は朝食の30分程度前に摂取するのがよいです。オルニチンやアルギニンなどのアミノ酸は、朝食前に摂取しても、脳の下垂体に蓄積され、睡眠中に成長ホルモンの分泌を促します。
なお、オルニチンを補給するタイミングを運動の前後で言えば、運動前が効果的です。代謝が促進されて、脂肪を効率よく燃焼させることができるでしょう。

また、オルニチンは、非必須アミノ酸の一つであるアルギニンの効力を高める効果があると言われています。アルギニンもまた、成長ホルモンの合成と分泌に関わっており、脳下垂体の正常な機能を促進します。つまり、オルニチンをアルギニンと一緒に摂取することによって、成長ホルモンの分泌促進に、相乗的な効果が期待することができます。



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