保護猫そらの日記 ~下僕が代筆~

保護猫そらの日記 ~下僕が代筆~

畑の用水路から救出された保護猫のお話

2023年11月23日勤労感謝の日、畑の用水路に落ちて鳴いている子猫を保護しました。

水深は10cmほどでしたが、用水路は軽く1mを超える高さです。

比較的暖かい日でしたが、ここは北海道南部の田舎町。

この時期の冷たい水に体温を奪われ、あのままでは命を落としていたでしょう。

 

子猫は、前日からみぃみぃと鳴きながら家の周りを彷徨っていました。

母猫とはぐれたのかもと様子を見ていましたが、車の事故やカラスに狙われる危険もあります。

保護できないかと何度か試みるも、失敗。

 

一夜明けた翌朝7時ごろ、自宅敷地の物陰で小さくうずくまる子猫を発見しました。

しかし、50センチほどの距離まで近づきながら、またも保護に失敗。

どうしても気になって再度外に出た午前9時過ぎ、遠くの方から子猫の声が聞こえました。

鳴き声の必死さから少し嫌な予感がして、声のする方向に急ぎました。

そして、用水路に落ちて鳴いている子猫を発見したのでした。

 

寒さに体をぶるぶる震わせながら、必死に鳴いていた子。

もう大丈夫だからね。頑張った。えらかったね。元気になろうね。

お湯で体を温め、乾かして、タオルにくるんでストーブの前で抱いていると、

子猫はすやすやと眠り始めました。