素晴らしい舞台が幕を閉じました。

4日間8公演。

ご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました。

そして改めてお詫びを。

なんとも情けなく、3日目からの降板。

残り半分を残して。

まさか本番中にこんなことになるとは。

楽しみにしてくださっていた皆様、本当に本当に申し訳ございませんでした。

そして共演者の皆様をはじめ、公演スタッフの皆様や劇場スタッフの皆様にまで多大なご迷惑をお掛け致しました。誠に申し訳ございませんでした。

初めてのことに、自身未だ受け容れられておらず。いつのまにか時は過ぎ、1人終わることが出来ていないのが正直なところ。

夢と現実の狭間に落とされ、彷徨う気分です。

しかし特筆すべきはそんな私の感情などではなく、この緊急事態で見えたSPINNIN RONINに集う皆様の底力。

降板後の公演、自分の目で見ることは叶いませんでしたが、私が降板と知りながらも多くのお客さまがそのまま足をお運び下さいました。

そしてきっととてつもないものを観てきたのでしょう、高揚感伝わる熱い感想を送って下さいました。

年末より3ヶ月かけてやってきたこと、共演者の皆さま、スタッフの皆さま、とても少ない時間の中で振り分け、カバーしてくださり、きっとさらに素晴らしいものへと昇華してくださいました。どれだけ大変なことだったでしょう。時間も体力も気力も。想像を絶するに違いありません。

主宰の加世田さんまでもが、ステージへ上がってくださったと聞いています。

そして、初めてのスタンディングオベーション。

画像にて垣間見させていただきました。

圧巻の光景。

素晴らしい皆様に、改めて、大きな拍手を。

SPINNIN RONINという輝く船は、より光を放ち次の場所へ。

まだ出来た、まだ出来た、心がどんなに叫んでも、この降板は主宰による冷静な愛ある判断でした。

私はここから学ばなければいけません。

時が、解決してくれるのでしょうか。

私もとどまるわけにはいかない。

まずはしっかりと身体を治します。

ご心配をお掛けして申し訳ありません。

ここ3年、毎年この春先に怪我や病気。

一体どんな巡り合わせなのでしょうか。

偶然と思うしかないのでしょうか。

私が一年の中で最も大切に思う時期。

身体も心も健やかに居たい。

来年の今頃、再び輝かんことを夢見て。

SPINNIN RONIN「三國志 勇敢なバッタ」終演

SPINNIN RONIN「三國志勇敢なバッタ」終演