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音楽を聞いていると
この世界に私と音楽しかないみたいな
そんな閉鎖空間がやってきて
その心地よさに身を委ねていると
回りの雑音が私の意識に干渉してきて
この空間を壊そうとする
音楽のボリュームを上げて
閉鎖空間を作り出して
また壊されて
その繰り返し
無音の世界に行きたいとは思わないけど
時々、私以外なくなってしまえと
何もかもが煩わしくなることがある
でもその後に独りは寂しいと思う
雑踏のなかにいれば静けさが欲しいし
静けさのなかにいれば音が欲しいと思う
無い物ねだり、とはまさしくこのこと
なんてわがままな、私
身体のあちこちが悲鳴をあげるように痛んで
もう限界、とまで思ったけれど
好きなこと、とは不思議なもので
そんな痛みさえ、笑い話に出来てしまう
本当は動かす事が億劫でたまらないのに
それでも動かそうとする自分にも驚く
これか、と気がついた