楽しく 楽しく

楽しく 楽しく

2013年10月24日に肺がん告知。39歳子供が9.5.1歳の時
2013年11月〜2014年8月 ザーコリ
2014年9月〜2016年8月 アレセンサ
2016年9月〜2017年7月 ローラチニブ 治験
2017年8月〜 2018年3月 カルボ、アリムタ、アバスチン

Amebaでブログを始めよう!
sakuraのブログを読んで頂き、
本当に有難う御座います。

皆様から沢山のコメントを頂き
嬉しく思っています。
一人ひとりにお返事出来ず、
申し訳ありません。

「楽しく 楽しく」のブログを
読んで下さった皆様への
夫の私からメッセージを残して、
最後の更新にしたいと思います。
一字一字に出来る限りの
想いを込めて書いてみます。

このブログは、
sakuraと同じ様にがんと戦っている方、
支えられているご家族の方、ご友人、
特にALK融合遺伝子変異の肺がんと
闘っている方には、
治療方法や薬の選択、副作用への備えなど、
参考になる部分も多いと思います。
特にこの病気は若い女性、ママさんが
多く罹患しています……凄く辛いです。
sakura自身も、そんな方々の力になりたいと
思ってブログを綴っていたのも事実です。

早いもので亡くなってから
あっと言う間に1ヶ月が過ぎました。
実感がないまま、やる事に追われ、
心の中では、悔しくて、悲しい気持ちが
沢山ありますが、それ以上に日常の
迫ってくる毎日のスピードが早く、
色々な事を考える時間をくれません。
かえってその方が助かっているのも
事実だったりします。

6年半の辛く長い治療を
終えたsakuraの事を思うと…
安堵している気持ちもありますが
複雑な心境です。

最後の日…、
深夜3時…に病院に呼び出され、
急いで病院に、向かいました。
病室に入ると
私の顔を見て、直ぐに両手で
私の手を握ってくました。
「ジュース……」と僅かな消える様な声で
私に伝えてくれたのが…
最後の言葉だった様な気がします。
そして、ほんの少しだけストローで
飲んでくれました。
そのあとはずっと眠ってしまい…。
それから数時間…眠る様に少しずつ……

最後の最後の最後まで頑張っていました。
一呼吸、一呼吸…頑張っていました。
6年半…自分の拘りを…信念を…
貫き通した闘病生活でした。
特に最後の2年半は壮絶でしたが、
弱音を一切吐かず、0.01%の生きる
可能性の為の治療を最後まで続けました。
本当に強い人でした。
その最後の姿を家族で見送る事ができました。
誇りに思います。

家族に宛てた手紙がスマホに
書き残してありました。
一人ひとりに宛てた手紙が
スマホに書き残してありました。
亡くなる2ヶ月程前から
少しずつ書いていた様です。
本当に胸が苦しくなりました…。
張り裂けそうな気持ちです。

私へのメッセージの最後に

「幸せになって欲しい」

と、書いてありました。
この言葉の意味をしっかりと
考えてこれから生きて行こうと
強く思います。

人が死ぬと言う本当の意味は
誰からも忘れられてしまった時……

何かで見た事があります。
そう思います……。

人は1人では絶対に生きていけません。
1人で死ぬ事さえ出来ません…

1日1日を大切に生きる事、楽しむ事を、
私や子供達に教えてくれた
sakuraに感謝しています。
沢山の思い出を胸に、
夢や憧れを諦める事なく
毎日を過ごして行こうと思います。

「楽しく 楽しく」

このブログはそんな純粋で大切な事を
教えてくれているのかなって……

子供達も私も幸せになろうと思います。
そうならなくてはいけません。

最後になりますが、
今、闘病されてるいる方々に
必ず光が当たり、明るい未来が来る事を、
自分の命がある限りお祈り申し上げます。

「愉楽一生」私の好きな言葉です。

本当に今まで
ありがとうございました。