昔、大学の哲学の授業で二元論を習った。
この世の中は善と悪がある
性善説、性悪説、陰陽理論、、、
昔、警察官をしていた時は、
いくつもの犯罪を見るたびに
人間とは、本来
善なる者か？
悪なる者か？
と思っていた。
そして、自分自身が
善なる者なのか？
悪なる者なのか？
わからなかった。
TAW理論は一元論。
それも完璧な一元論。
理解すると、この世の中はすごくシンプルにできている。
この世界には私というたった一人しか存在していない。
例えば、財布を落としたとする。
財布を落としたのも
それを見つけて拾うのも
自分なのだ。
財布を落とした。
もし、自分の心の中に
拾った財布を奪う自分がいれば
その財布は戻ってこない。
財布を落とした。
もし、自分の心の中に
拾った財布を落とし主に戻す自分がいれば
その財布は戻ってくる。
大概、財布を落とした瞬間に
奪われるか？戻ってくるか？
誰もが不安と期待が入り混じるだろう。
この時の心の中には
善と悪の2人の自分が存在しているのだ。
だから結果も2分する。
自分の中の奪う思考をなくせばいいのだ。
ただそれだけの話だったのだ！
世界は私という光源から私の思考というフィルムを通して映し出された幻想でしかないということ。
私しかいない。
私の写し鏡しかない世界。
私が刺したナイフは後ろから私を刺し、私が差し出した手は、後ろから私に手を差し伸べる。
私にあるものしか映し出せないならば
私にないものは映し出せない。
私はあなた。あなたは私。
あの月も星も海も山も全ては私の思考のフィルムを通して映し出された世界の一部。
私の思考に争いがあれば、世界は争いにあふれ
私の思考に平和があれば、世界は平和にあふれる。
縮小された自分と拡大された世界
肉体は小宇宙、天体は大宇宙。
全てはフラクタル。相似形になっている。
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