部活は、全員MUSTで入らなければならない仕組みだった。
私は、某運動部だった。
だいたい毎日午後7時くらいまで学校で練習し、その後は自主練だった。
夕飯、風呂を終え、勉強に入るのは、大体午後9時といったところか、、、
それでも、1日3時間の勉強時間は確保していた。
なんせ、覚えることが人より苦手ですから、当然より多く勉強しないといけないわけです。
どういう風に勉強していたかと言うと、、、「清書ノート」だ。
これは、中学のときの勉強方法の延長だ。
理科、社会に対して、学校の授業では、先生の話を聞くことに専念し、ノートは殴り書きにする。
そして、その日の内にその殴り書きのノートを、家で本物ノートに清書するというものだ。
この方法だと、機械的に殴り書きのノートをまとめるだけなので、私にはそれ程勉強が苦にはならなかった。
ただ、このとき私が一番一生懸命清書していたのは、現代社会だった。
受験科目でないものを一生懸命しているところが、今考えると痛すぎる。(例え現代社会が受験科目だったとしても、「清書ノート」はないだろー、と今は思う。)
この時点での英語勉強方法は
英語の教科書を丸暗記!!
だった。
なぜならば、それで定期試験でいい点が取れるからだ。
英文法には興味なし。
(形容詞だの副詞だの、助動詞、補語などウルせーよって感じ)
数学の勉強方法は、
黄色チャートをやっていた。
大阪大学卒の新任先生が、
「わき目を振らず、黄色チャート一本!!これで東大でも合格出来る!!」
と豪語していたのをよく覚えている。
「えっ、本当にこれ一冊やれば、東大でも入れるの?」と 多くの女子生徒が、同先生の周りに質問攻めに行っていた。
一方の私は、冷静にさりげなく聞いた。
私:「先生の教え子に、東大に合格された方がいたんですか?」
同先生:「えっ、新任なのにいるわけ無いでしょう。はっはっは。」
自身が大阪大学卒で、東大に入った人間を指導したことも無いのに、 何を根拠にそのようなことをのたまうのか、全く私には分からなかったが、 実際のところ、私は彼の発言を信じることに自分で決めた。
よって私は、黄色チャートをひたすらやった、ということになる。
高校1年、冬休み前の偏差値
英語45 数学62 国語40
といったところか。
学年では10位くらいにまでなぜか成績UP。
数学黄色チャートのお陰かな、、、
高校1年の冬休み。
決して起こしてはならない凶暴な獅子が目覚める・・・