ここで紹介するのも、私が講師時代に薦めていた「やる気維持方法」である。
人は以下のようにしてやる気を失う。
1.無謀な計画を立てる
2.計画を守れない
3.もういいや
皆さん、心当たりあるはずだ。
ではどうするか。
必殺、2段階計画法!!
ペケペケペッペッペーーン。
1日の勉強計画を、
(1)必達計画
(2)+αでやること
の2つに分ける。
ここで注意すべきは、(1)はすごく簡単な内容にするってことだ。
そうすると何が期待できるか。
それは、
(ア)毎日、着実に勉強する習慣が得られる
(イ)忘却曲線対策
(ウ)俺は必達計画だけは守っているという満足感
である。
この(ア)~(ウ)って、馬鹿にならない。
(イ)はきわめて効果的な勉強方法であり(毎日習ったことを忘れる前に少しの時間で復習する)、(ウ)は驚くほど「やる気」を与えてくれる。
この方法。
本当に効くんだ。
さあ、やる/やらない は皆さんで決めて頂きたい。
具体的な必達計画例を挙げる。
<必達計画>
・学校の宿題
・英単語5分ゴリゴリ暗記。
・数学1ページ。
・漢字演習5分。
・その日あった授業のノートを各教科5分ずつ眺める。
(あくまで受験科目ね)
上記はあくまで例だ。
自分が守れないと思ったら、もっと分量を減らしていい。
もう一度言う。
守れる計画にするんだ。
守れない計画で、自暴自棄になるとテンションが下がり、今日は勉強時間0!!なんてことになりかねない。
必達計画を必ず守った上で、+αの勉強をするんだ。
「そんなにちょっとの必達計画じゃあ、一流大学に入れないじゃないか」って声が聞こえてきそうだ。
それがそれが、この必達計画を守ると、なぜだか、+αをたくさんやりたくなってくるんだよ、、、
さらには、自分は計画を守っているっていう満足感が出てくるんだよ。
私は志望校のランクを落としたわけではない。
必達計画から「やる気」を頂こう、ってだけだ。
少し話はそれる。
私は(正直言って)、一般的に難関と言われている以外の国立大学に入りたいなら、1日2時間も勉強すれば十分であると思っている。(高校3年時だけは3時間)世間の評価は、物凄く高いわけでもないが、「それなり」の評価はされる。
地元では、エリート扱いされ、さらに、教員採用を初めとする地元への就職が凄く有利である。最終的にあなたが地元の国立大学に入学することになったとすると、それは失敗ではない。(人それぞれ尺度が違うと思うが。)
もう一度言うが、私は志望校のランクを下げろと言っているのではない。何が言いたかったかというと、以下のようなのはやめてくれってこと。
俺は高校3年だ。
偏差値50だ。
目標は東大だ。
1日8時間勉強するぞ。
(ここまではOK)
■5月1日
とても8時間なんて無理だよ。
1時間もやってねーや。
明日からやるか。
■5月2日
今日も1時間か、、、、
計画変えるか。
よし、インターネットで、短期間で成績が上がる方法を見て、
計画の建て直しだ。
明日からは1日8時間勉強するぞ。
■5月3日
今日は、たまたま眠気がすごいので勉強しないけど明日からはやるぞ。
■5月4日
今日は、風邪ひいたから
明日からはやるぞ。
(全然やらない)
この人は東京大学はおろか、
地元の国立大学からも遠ざかっている。
これは、皆さんをビビらせて言ってるんじゃない。
上記のような人が本当に多いんだ!!
以下、AYAが予備校講師時代の一場面―――
もったいないじゃないか。
偏差値50もあれば、ちゃんとやれば間違いなく国立に入れるじゃないか!!
目標を高く持つのはとてもいいことだ。
ドンドン上を狙え。
毎日8時間勉強する計画を立て、この日は6時間だった。
この日は7時間だった。それならいい!!
なんで8時間 or 0時間なんだ!!!!
お前らは目の前にある「国立大学」にすら遠ざかって行ってるんだよ。
いいか、計画を2段階に分けろ!!
必達計画の方は、守れる内容にして、絶対に守れ!!
例外は認めない、、とは言わないがね、、、
以上、予備校時代の一場面――