先月、実母が脳卒中で倒れたと救急病院の医師から連絡があり、昨日まで福岡に帰っていました。

失語症に右半身麻痺。

正直、今でもまだきちんと現実を受け入れられていない。

が、駆けつけた当初の、私が見ても母とは判別できない程の変貌から比べれば、顔もほぼ通常にもどり「嗚呼、母だなあ。」と判るようになったのは、ありがたい事だ。

まだ60歳代。

いつも「若く見えますね~」と言われる事を喜んでいた母だが、病院で「まだ若いのに・・」と言われるのは嬉しくない。

20年前にくも膜下で2度ほど頭蓋を開いているし、6年前には心臓弁膜症で胸も切り開いて心臓手術もしている母。

今回、認知の義父からおそらく2日近く廊下に倒れていたのを放置されていたようだが、「助からないかも」と言われつつ、それでも生き延びた母。

亡くなった父が守ってくれている、と日ごろから言っていたけれど、本当に何かに守られているかのような気がする。

この奇跡が、回復の奇跡に繋がっているといい。

認知の義父のこと。

家のこと。

全く判らない書類の山。

少しだけ目処をつけて戻ってきたけれど、ソーシャルワーカーや看護士の方々に会う度「コレからが大変ですよ!」と言われたので、きっとコレからが長いんだろうな。






今回、様々な契約解除の際感じた不合理。

少しでも病院につめていたいのに、処理しなければならない事が山積み。病院へもいけない状態。

その中、必ず言われるのが「ご本人様からの解約申し込みでないと・・・」


「ご本人様と電話で確認を・・・」

「ご本人様のご署名を・・・」


声も出せません。

右半身動きません。

って言ってるのに。


で、結局解約できないって言われた件も何件か。

まあ、ルールとしてそうなんでしょうけど。


死亡なら処理できても、前日まで全てを取り仕切っていた人間が、いきなり事務処理能力を失った場合の対処が出来ないみたい。

こういうケースは、まれではあってもあるはず。


的確かつ簡素に対応してほしい、と切に思う。