乳腺科を受診してから約10日後、

仕事の休み時間にスマホを確認してみると

着信と留守電の履歴があった。

 

留守電を聞いてみると乳腺科からだった。

「昨日の検査結果が出たので、なるべく早く

来ていただけないでしょうか。」

との伝言。

 

自分でも顔が青ざめているのが分かった。

隣にいた先輩が「どうしたの?大丈夫?」と聞いてきた。

入社してから13年、お世話になってきた先輩に

私はすべてを話した。

先輩は「定時であがってすぐに病院へ行ったほうがいいよ」

と言ってくれた。

 

その後、仕事にはほとんど集中できないまま

定時を迎え、急ぎ足で乳腺科へ。

 

医師から言われたのは

「細胞診の結果が悪性の疑いが高い」

とのことだった。

 

頭が真っ白になった。

 

その後、もっと詳しい検査をしたいとのことで

針生検という、細胞診の針よりも、もっと太い針で

刺してしこりの組織をとる検査だった。

局所麻酔をかけて、バチンバチンと3回ほど

しこりの組織を採取。

 

医師の説明から、はっきりとは断言されなかったが

ほぼほぼ「乳がん」であるということを悟った。

 

家に着いてから夫に話したが

夫も動揺していた。

 

それからは、ずっと

「なんで、私が乳がんにならなければいけないのか」

「私は、今まで生きてきた中で何か悪いことをしたのだろうか」

この2つの言葉が呪文のように、頭の中をぐるぐる回っていた。