ふらふらと歩きだすその足取りに、確かなものはなく。
好奇心がひかれるままのように、右へ行ったり左へ行ったり。
決して定まることなく、風に吹かれたら飛ばされてしまいそうなほどに儚く。
曖昧な線引で、歩き出した所で彷徨いが生じているだけだった。
「今、ここ、どこ?」
いつでもその時点で立ち止まっていて。
いつでも、その場所で立ち止まっていて。
定まらない自分の足元に辟易している。
けれど、それをかつては良いとして。
それがかつては、全てだと信じて。
何かにつかまりたくても、捕まる何かを残さなかったのが大きな原因で。
ふらふらと歩いている。
自分の目指す所がどこであるのかを知らないまま。
ただ、ふらりふらりと歩くだけ。
その先に何があるのか。
何を目指すのかがわからないまま、ただ、ふらりふらりと。