前記事での

伝え方で 環境や状況を変えることができる。
のであれば、変えたい。



青い空に白い雲が見えるような
明確な(答え)がほしい。
そう、思うようにもなりました。
ですが、変えることができるのは



自分自身なのです。



アザまみれでボロボロで
やせ細ったガリガリの身体には
合わない、頭の大きさ。
まるで、(マッチ)の様でした。


その頃の
我が子の(言語発達)は遅く
心の成長に問題があるのではないかと。
親として、責任を感じました。



私が 小さい頃は
こんな状況ではなく
幸せに育ててもらっていたのだろうと思うと
我が子の育つ環境の悪さに、嗚咽しました。



言葉では発しないけれど
我が子なりに
窮屈な思いをし、母親との時間もなく
さみしい気持ちだったのだろうと思います。



その状況から変わることは
簡単なことではありません。



『殺されるかもしれない。』
そんな、覚悟で
抜け出さないといけません。
一か八かの試みでした。



抜け出しては、失敗し
殴られては、死にかける。
そして、暗い部屋での乱暴。
『怖い』←こんな言葉では言い表せません。



迷う前に行動、考える前に行動。
何よりも、行動。



なにが正しいのかも
区別できないのです。



心も体も 奪われていたのでした。



決して、マイナス思考などではなく
人間としての機能を
十分に発揮出来ず、時間ばかりが過ぎました。



ある日のこと
私の携帯に着信がありました。
区役所からでした。



『元気にしていますか?お子さんの様子を伺いたいので、お家にお邪魔してもよろしいでしょうか?』

そういう内容の留守番電話が入っていました。



すぐに、かけ直し



『来て欲しいです。お話したいです。』



これだけを伝えるのに精一杯でした。



翌日、
男子生徒(夫)が仕事に出掛け
お昼頃に区役所の方が来ました。



私の顔を見るなり



『なにがありました?』