数か月もブログ更新が途絶えてしまってました。
ごめんなさい。
皆さま、お元気でいらっしゃいますか?
今の私はお蔭様で元気です!
イースターの休暇明けには家族で順番に風邪を引き、
なぜか私だけ完全復活に1か月も要したり、
先月初旬には息子が風邪からの気管支炎悪化で入院し、
私は仕事を休ませてもらって息子の付き添いをし夜も病室に泊まり込み。
そして案の定息子の風邪をもらった私は完全復活までまた数週間。
今はすっかり元気です!
今日は皆さんに大事なご報告があります。
明日・7月12日は、
今バレエピアニストを務めている劇場での最後の勤務日となります。
来シーズンから別の劇場のバレエピアニストに就任することになりました。
丸12年間、1つの劇場で働いてきました。
バレエピアニストしてイチから私を育ててくれた劇場です。
ドイツに来たばかりの私に、
ましてやバレエに関する知識が皆無の私に、
バレエピアニストという今や私にとってかけがえのない仕事を与えてくれた劇場でした。
もちろん楽しい事や幸せな事だけでなく、
悔しい思いや恥ずかしい経験もいっぱいしてきました。
でもバレエダンサーに携わることのできるこの職業を、
愛おし過ぎるぐらい私はどんどん好きになったのです。
それと同時に、
もっと上を目指したい、
もっともっと良いバレエピアニストになりたいという思いも常にありました。
バレエピアニストのオーディションのサイトは時折チェックしていたけれど、
家族もいるしマイホームも買ったし、
少なくとも息子が成人するまではオーディションを受けに行くという選択肢はないな…と思っていました。
しかし、
なぜか今回だけは、
「いや、今とにかく受けに行くべきだ! それからのことは後で考えよう。」と、
『応募する』という行動に移したのでした。
その街には古い歴史があり、
荘厳で存在感溢れる劇場はドイツで最大級の回転舞台を持っているというのもすごく魅力的でした。
そしてなにより、
バレエピアニストに任せてもらえる仕事の量がたくさんあることが私が応募した動機の最もたる理由でした。
オーディションのことについてはまた改めてブログで書こうと思っていますが、
お蔭様で新天地でのポジションを手に入れることが出来ました。
今の劇場には「あなたが自分で辞めるというまでこの劇場で働けるよ。」という有り難い契約をもらっていたけれど、
それを自ら放棄して厳しい道へと進みます。
任せてもらえる仕事が増えるということは、
それだけ責任も重いということ。
重々肝に銘じます。
我が家から毎日通える距離ではないので、
単身で挑みます。
「絶対に行くべきや。こっちはなんとかする。心配するな。」
と言ってくれた夫に心から感謝します。
私が頑張ることがなによりも夫へのお返し。
明日は12年間働いた劇場での最後のバレエクラス。
きっと泣くだろうな私。
カンパニーのみんなのこと大好きだったから。
不肖・正岡、バレエピアニストとして次のステージに進みます!