謝罪って、どんな場面でも苦しいものです
 
謝る方が辛いでしょうか
それとも、謝られた方が辛いのでしょうか
 
何度そういう場面に遭遇しても
慣れることのできないものです
 
 
 
 
わたしは、先日彼の謝罪を受け入れてきました
 
でも、申し訳ないと思いつつも
彼が言いたかった言葉のすべてを聞く事はありませんでした
ただ、
ただその場を許しました
 
何故なら、それを聞くことで
再度自分が傷つくことが分かっているからです
同じ場面を何度も繰り返し
同じ思いを何度も繰り返す
 
わたしはそれほど強くありません
 
 
 
ただ、ただ許すしかなかったのです
何をしても、すべてを元に戻すことができないこともあります
 
でも、人は努力することはできます
 
その一歩を進むためには
長い謝罪でなく
短い謝罪でよかったんです
 
 
 
謝る側は、謝罪を受け入れられたその時
そこから新たな気持ちでスタートできます
 
ですが、謝られる側はそうはいきません
すぐにはスタートできないものです
相手と同じ気持ちに行きつくまでに
自分自身に問いかけます
これで本当によかったのかと。
別にいい方法がなかったのかと。
自分に幾度と問うのです
 
すべての結果は
自分の行動次第だとわかっていたはずです
 
確かにその時
主導権は謝られる私にありました
 
でも、許した時点でそれは消滅したのです
 
彼も伝えたい事があったでしょう
 
そしてわたしも言いたいことがありました
 
でも、すべて話したからと言って
解決する訳でもすっきりする訳ではありません
 
いいえ、それ以上に溝が深まることだってあるでしょう
 
大人は、ずるいですね
わたしは、謝まられる側のすべての特権を行使して
言い訳は聞かず、謝罪のみ受け入れたのです
 
今はそれが彼にとって一番の解決方だったと思いたいです
 
 
わたしはもうしばらく、
この悲しい思いから脱せないかもしれません
 
でも、時は常に流れてます
 
 
胸を突くこの痛みを
いつか忘れる日が来るはずです
 
そう、かならず
心穏やかな日常に戻る日がきます
 
 
 
自分の心の窓を1つ1つ開け
すべての窓を開けることのできる日を待つのです
 
その日まで、
ただ、ただゆっくりと過ごせばいいのです
 
幾度と思い返すこともあるでしょう
それを打ち切ろうとすればするほど、苦しくなります
思い返す自分を諫めるたり
ため息をついたりするよりも
そんなこともあったと諦めて受け入れるのです
 
 
 
 
謝罪から逃げる唯一の方法、
 
それは
 
 
 
 
 
 
 
  『  自分の心を手放すことです  』
 
 
 
 
 
 
 
 
 
その思いすべてを手放すのです。
 
 
 
 
それが
前に進むための第一歩となるでしょう 。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
今あなたに
もし許すべき相手がいるのなら
 
その思い手放せていますか。