Xintianのブログですよ

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AXUSS(アクサス)が送る電子のお部屋ブログ版。アニメの世界を中心に、イラストなどをちょちょちょいと。
Xintian Zhiyangは、シンティエェン ツゥヤァンと読みます。
「つーやん」とお呼び下さいませ☆


 

行ってきました~~~爆笑爆笑爆笑

 

もう、こうの史代先生の一代記、というか、生み出され続ける作品を通して、先生の人生そのもを追体験するかのような大ボリュームの展示ですラブラブラブ

 

商業出版される前の自費出版本や、いまだ書籍化されていない掌編や、学生時代の貴重な作品群の実物を見ることができ、大変貴重な経験でした。

 

呉の美術館にはなかなか出かけるチャンスが無かったし、アニメ映画『この世界の片隅に』関連で全国を飛び回っていた巡回展やキャンペーン連動のイベントもなかなか参加できず、個人的な仕事の都合で、ちょうど、コミティアと、その後のアクション掲載で『夕凪の街』が話題になりはじめた、まさにあの頃も、漫画から距離を置いてしまっていたのと、その後のリーマンショックや、東北の震災、コロナ等々、展示会に出かける機会が減っていた中での開催に、ようやく追いつくことができたという印象です。

 

しかし、ほんと、

 

伝わるべきものは、しっかりと世間に伝わるようになっているのだな…と、感じ入りました。ニコニコ

 

もちろん、他人任せにしたままで、「仕方ない」という言葉で片付けてしまっていたならば、漫画誌に一度掲載されるのみで消えていく世界もあったのかもしれません。

 

が、そこで、奮起して、原稿を自らコミティアの参加者に閲覧してもらい、書籍化の希望の無い中で自費出版するという行動に出たことで、『夕凪の街』は『桜の国』とともに完成した作品として世に出ることになり、

そこから『この世界の片隅に』へとつながり、ある意味、こうの史代という漫画家のみならず、映画にかかわった片淵直監督等々の人生を変えることになるのですから、伝えることを仕事にする。或いは、表現者として存在するということがどういうことかをも、考えさせられる、名作が世に出る瞬間という歴史的出来事を再確認することとなりました。

 

入口のライブペイントは大作ですね。ラブラブラブ

 

ナスカの地上絵みたいに、上空からみるか、天井から吊るして見上げると大迫力だと思います。爆笑

 

10月まで開催中なので、関東圏の方はぜひ!

 

美術館の建物そのものも、かつて銀行として使われていた当時ものののようですが、もはや、美術品的なお洒落で精緻な構造になっていてびっくりです。キョロキョロラブラブラブラブ