気密測定って何?測定結果でわかることとは
皆さんは寒い住宅に住みたいですか?
「はい」と答える方は多分いませんよね。
住宅の寒さの原因は断熱性能だけではなく「スキマ」にもあります。
このスキマが大きければ大きいほど性能が悪く寒い住宅、つまり「気密性」が悪い住宅となってしまいます。
「気密測定」とは住宅のスキマの面積を専用の機械を使って計算することです。
この計算によって割り出された気密性の値をC値と呼びます。
C値は0に近いほど理想とされ、C値=1.0㎠/㎡を切るくらいの住宅であれば気密性が良い住宅とされています。
C値が悪いとどうなる?気密の悪い家で起こる悪影響
逆に寒い住宅ではC値が大きい場合が多々あります。
例えばC値=5.0㎠/㎡ともなると、相当量のスキマ風が入りこんでいる住宅と言えます。
「寒い」以外でも気密性の悪い住宅では以下のような悪影響が考えられます。
エネルギーロスにつながる
1つ目はスキマが大きいと「エネルギーロス」になります。
スキマ風が入ってくるので寒い時期にエアコンをガンガン運転しないといけなくなります。
とても省エネとは言えませんよね。
計画換気ができない
2つ目はスキマが大きいと「24時間換気による計画換気」ができません。
例えばC値が5.0㎠/㎡の家では、排気する際に計画通りに設置した給気口だけではなくスキマからも給気することになるめ、給気口から入ってくる給気量が0㎥/hになってしまうということもあります。
24時間換気が本来の性能をしっかりと発揮できなくなってしまうのです。
断熱材の劣化を早める
3つ目はスキマが大きいと「断熱材の劣化」を早めてしまいます。
気密には「断熱材の補完」という役割があります。
断熱材の性能を100%発揮させるためにも気密性は必要となります。
詳しくはこちらの記事(【床編】良い工務店を見抜く眼力を伝授)でもご紹介しております。
壁内結露が発生する
4つ目はスキマが大きいと「壁内結露を発生」させてしまいます。
建物内の空気中の湿気もスキマから外に排出されます。
この時、冬には冷えた外壁内、床下、小屋裏などで結露が発生してしまいます
さて測定現場です 白帆台2丁目302番 二ノ邸モデルL
以上のように 建物の気密知りより生活しやすい建物を考えていきます。