「梅ちゃん先生」第143話(第24週)/〜「死ぬ最後の瞬間まで医師でいたい」建造(高橋克実) | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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「死ぬ最後の瞬間まで医師でいたい」建造(高橋克実)
退職の決意を話した後に、看護師・相沢(銀粉蝶)に「あなたは研修医時代に、”死ぬまで医者でいたい”と言っていた」と言われ、当時の気概を思い出す。
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建造(高橋克実)は何を渡し、何を受け取るのか


◎あらすじ(ネタバレあり)
建造(高橋克実)の潔い退職の覚悟は、話を聞いていた梅子(堀北真希)や松岡(高橋光臣)にかえって新たな芽吹きを与える。

引退後の建造について、梅子は「自分の診療所で働くのはどうか」と看護師・相沢(銀粉蝶)に打診する。
また、千恵子(光武実桜)は看護学校に、合格した。
そして、陽造(鶴見辰吾)はおもちゃ会社を設立し、何とか軌道に乗った様子。

そんな時に、梅子は光男(野村周平)が例の英語の機械パンフレットを読んでいる姿を見かけ、「本当は夜学に行きたいのでは?」と聞く。建造の過去の境遇を話し、夜学を勧める。

そして、相沢は建造を診療所に呼び止め、話を始めた。
そこに、急患を連れた梅子がやってきて、建造は独立後の梅子の医師としての姿を初めて見ることになる。


◎みどころ

「死ぬ最後の瞬間まで医師でいたい」建造(高橋克実)

◯おもしろポイント
「死ぬ最後の瞬間まで医師でいたい」建造(高橋克実)
退職の覚悟を告げた高橋克実(建造)は、その後、堀北真希(梅子)の診療所で働く看護師の銀粉蝶(相沢)に呼び止められる。
最初は、銀粉蝶は「退職後にそのムスッと顔で、四六時中家に居られたら家族が迷惑だ」と冗談だか本気だかわからないような話しを始める。

でも、その後彼女は切り込んで行った。
「研修医時代に”死ぬ最後の瞬間まで医者でいたい”と言ってたじゃないですか」と。
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数十年前の建造の心を投げかける銀粉蝶

言った当の本人の高橋克実も忘れていたこの言葉で、高橋克実は何かを掴みかける。
それは、引退の名のもとに封じ込めた医師としての情熱だったり、大学病院以外のところで医師として働く未来だったり。

そして、その直後に「バトン」を渡された堀北真希の診療行為を目にすることとなる。
老兵として引退を決めた高橋克実だが、目の前で娘が診療する姿を見て胸の内にある医学への情熱は再燃するのか。

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脳裏をよぎるのは「”死ぬ最後の瞬間まで医者でいたかった”んじゃないのですか?」という言葉



◯ツッコミポイント
堀北真希・松坂桃李、夫婦の会話
高橋克実(建造)の覚悟を聞き、高橋光臣(松岡)と別れた堀北真希(梅子)と松坂桃李(信郎)。
その夜、2人は昼の事柄を回想をして話を始める。

松坂桃李は「俺は高橋光臣を見なおした。高橋克実にあんなに認められてて、医者の仕事に熱心で。理屈っぽいだけの妙な奴かと思ってた」と言い出し、
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その発言は堀北真希にも失礼でしょ!笑

堀北真希は「高橋克実が引退したらずっと家にいるのよね?ずーっとよね?(厄介度合いが)ちょっとで済めば良いけど」と言い出す。
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世の中の会話の95%以上は「情報伝達ではなく会話行為そのものというコミュニケーション」ですが・・・



◯雑感

「死ぬ最後の瞬間まで医者でいたかった」建造こと高橋克実。
そこにタイミングよく(?)、娘の堀北真希(梅子)が急患を連れてやって来た。
「堀北真希の治療」を目の当たりにして、そこから堀北真希に何のバトンを渡すのか、明日の締めくくりが楽しみ。
もちろん、光男(野村周平)へのバトンも!

また、バトンを渡すものは必ずしも年長者から年下の者へとは限らない。
堀北真希の治療行為から、高橋克実が何かを受け取る可能性もある。遠い昔に持っていた情熱やひたむきさや真摯な姿だったり。

「梅ちゃん先生」の中だけではなくて、生きる者全てが日々受け取り、手渡しているこの「バトン」。明日の締めでどう見せてくれるのか。尾崎将也をはじめとする制作陣のメッセージが気になるところ!