「カエルの王女さま」第6話/〜離婚危機の石田ひかり? | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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連続ドラマの感想やあらすじ(放送回までのネタバレ含む)などについてを主に書いてます。
目標とコンセプトは「面白いドラマをより多くの人に見てもらいたい」です。
朝ドラ「ごちそうさん」「あまちゃん」のあらすじ・感想が日課です。
旅行記も稀に書いています。

木曜22時~
フジテレビ系



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◎あらすじ(ネタバレあり)
シャンソンズコーチの澪(天海祐希)が「実はブロードウェイスターではなく、代役を一度務めただけだった」という事実を知ってしまった、シャンソンズメンバーの玲奈(片瀬那奈)。

シャンソンズが音楽堂取り壊し反対の署名活動を始めた事を尻目に動揺を隠せない玲奈。

署名運動の一環でメッセージソングを披露する事になったシャンソンズ。
金欠のためやる気の起きない澪に業を煮やした忠子(石田ひかり)は、澪とメッセージソングの選曲で勝負をする。

そんな中、玲奈を使って澪を探っていた市長・井坂(岸部一徳)の腰巾着で忠子の夫の哲郎(小泉孝太郎)は焦っていた。
井坂から「澪の正体を探れないなら辞表を出し、我が家(小泉孝太郎は婿養子)から出てけ」と脅されていたからだ。
哲郎は浮気相手の玲奈に会い、弱音を吐く。
そんな哲郎の姿を見た玲奈は思わず「澪がブロードウェイスターではなかった」と証明する書類を哲郎に渡してしまう。

翌日シャンソンズの練習場に現れた井坂と哲郎。
澪の嘘をシャンソンズの前で暴き、シャンソンズは動揺する。
忠子やシャンソンズメンバーから責められた澪は、勢いでシャンソンズを出ていってしまう。

澪のいなくなったシャンソンズは困惑しながらも「澪の歌は本物だった」と気づき、澪に戻ってきて欲しいと願い、忠子の選んだメッセージソングを市の公共放送で流し澪を引き止める。

澪はシャンソンズに戻り、自分のためだけではなく、シャンソンズのために署名活動に取り組むのだった。

また、忠子は「澪はブロードウェイスターではなかった事を証明する書類をなぜ持っていたのか」と哲郎を問いただすが、偶然玲奈が浮気相手であることを知ってしまう。



◎みどころ

天海祐希を引き戻すための歌のシーン

◯おもしろポイント
天海祐希を引き戻すための歌のシーン
ドラマの制作側が恐らく「今回の見せ場」として用意した本シーン。
嘘を暴かれ、シャンソンズを去った天海祐希を引き戻すために石田ひかりたちが渾身の歌を歌うシーン。
しかし、制作サイドの意に反してか、見所はドラマの「見せ場の引きシーン」ではなく、
「石田ひかりたちが歌う姿」。
口を大きく開き、身振り手振りで感情を表現し、「歌って楽しい!歌って素敵!」という表情や演出がとても出ている。
歌は楽しい。メロディーや歌詞だけでなくて、パフォーマンスで魅せるときは楽しそうに歌う姿こそが人の心を動かす。
天海祐希がその歌を聞いて涙したのとは違う理由で、心を動かされた。



◯ツッコミポイント
①天海祐希の署名活動
シャンソンズに戻ってきた天海祐希が署名活動を行った。その際の口上が
「シャンソンズの世界にようこそ~。あなたの隣にシャンソンズ。振り向けばシャンソンズ。歌って踊ってシャンソンズ。ありがとうございました~。」
選挙カーのウグイス嬢か!笑


②政治家に公務員の罷免権はない
小泉孝太郎が岸部一徳に「辞表も出せ」と言われたらしく片瀬那奈に愚痴ってヘコんでいた。
しかし、残念ながら政治家に公務員の罷免権はない。
せいぜいコネを使って上三役に圧力をかけて左遷させる程度が関の山。
怖~い岸部一徳がいる家を出るのも、考えようによってはプラスなんじゃないの?


③石田ひかり離婚危機?
小泉孝太郎の腰巾着ぶりと、その汚い手段と浮気のトリプル攻撃を食らった石田ひかり。
次回、業を煮やしたのかとうとう家出するらしい。
が、気付くのが遅いよ!
石田ひかりの趣味の合唱を、義父・岸部一徳への恐怖心からか「合唱なんてやめろ」とか言う時点で早々とダメ男だと気付くべし。


◯つまらなポイント
キャラクターが弱い。
個々人のキャラクターや設定が弱い。天海祐希自身の持つ「役者としてのキャラ」に押されてどうもキャラの持ち味が発揮されていない。
シャンソンズメンバーが8人いるのだから「1人1話回せばなんとかうまく収まるだろうし、見せ場も作れるだろう」と制作側は思ってそうだが、キャラがイマイチ弱いので小さくまとまってしまっている。
残念。
天海祐希がシャンソンズに心機一転戻ってきて、再スタートを切ったのだから、ここで(次回)魅せれないとかなりキツイ事になる。



◯今日の劇中歌
それが大事
歌うたいのバラッド
何度でも