「平清盛」第8話/〜山本耕史のドヤ顔よりもインパクトの強いもの | どら☆ぶろ〜テレビドラマ感想ブログの決定版

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連続ドラマの感想やあらすじ(放送回までのネタバレ含む)などについてを主に書いてます。
目標とコンセプトは「面白いドラマをより多くの人に見てもらいたい」です。
朝ドラ「ごちそうさん」「あまちゃん」のあらすじ・感想が日課です。
旅行記も稀に書いています。

日曜20時~
NHK総合系


□今回のあらすじ(ネタバレ有り)
□感想
の順番。


□清盛(松山ケンイチ)は博多で宗から運ばれてきた品々に目を奪われる。
また、その品々が父忠盛(中井貴一)が朝廷に内密で宋と取引していると知る。
宋からの見事な品々を民に公開すべきと思った清盛は兎丸(加藤浩次)らに街での売買を許可する。

しかし、この内密の取引が内大臣藤原頼長(山本耕史)にバレてしまう。
頼長に呼び出された清盛。
そこで清盛は自らの考えを述べる。
「宋から得るものは大きい。その得たものを朝廷のみに献上するのではなく、国を豊かにするために民に公開するべきである」
と。

しかし、潔癖で不正を許さない頼長は清盛の見解を「愚かで浅はか」と一蹴する。


しばらくの間、日宋貿易は断念することにした清盛。
そこに、妻明子(加藤あいに)が懐妊したと知る。

また、弟であり忠盛の嫡男の家盛(大東駿介)は父から縁談を勧められ、平氏の棟梁となるべく縁談を受けることを決意する。








□悪人面の山本耕史のドヤ顔が印象的ではあったけど、
後々の伏線となる争いの火種をチラチラ見せられた回。

愛憎劇が「これでもか!」という程込められていた。


父である鳥羽院(三上博史)には愛されず、その原因が母である璋子(檀れい)であることから哀しみを露わにする崇徳天皇(井浦新)
夫である鳥羽院の寵愛を手にしたかと思いきや、夫の言葉の中に別の妻(檀れい)への想いを汲み取りキレる得子(松雪泰子)
清盛を認めない叔父の忠正(豊原功補)の言葉を受け、自分で嫁を選んだ兄とは対照的に、平氏の棟梁となるため好きな人を諦め縁談を受ける家盛


井浦新は、御簾から出て白洲まで降りてきて「私にはそなたしかおらぬ」とか言いながら単なる歌人の佐藤義清(藤木直人)に泣きついちゃうし、
夫の心が他の女にあると気づいた松雪泰子は充血しそうな勢いで目ン玉ひんむいてるし、
大東駿介は前回まではヘラヘラ顔で「兄上~」とか言ってたのが急にシリアス顔になる。

何なんだ、この感情剥き出しっぷりは。
「あんたら、いい年した大人じゃないの?」(大東駿介は違うか)
と、問いたくなる。

NHK的には今回の見所は山本耕史の登場らしいが、山本耕史のドヤ顔よりも他のキャストの愛憎劇のがインパクト強すぎる。


ま、今年の大河の2本の主軸である清盛の生き様と、登場人物の愛憎シーンをうまく交錯させながらストーリーが進んでいくのでとにかく次回が待ち遠しいのは変わりない。

しかも次回は稀代のイケメン(だと思ってる)松田翔太がいよいよ登場する!
松ケン演じる清盛との共鳴や政敵としての戦いぶりが楽しみだ!



ちなみに、今回の小さな突っ込みどころ。
清盛が日宋貿易で潤った財布で自宅の使用人にイノシシ汁を振る舞うところ。
イノシシ汁を食べた使用人が
「ううっっつ、ゴホッつゴホッつ」
とか言い出して、心配した清盛が「どうした?」と聞く。
そしたら、
「あまりにも美味しくて・・・・」
と使用人。

咳き込む程美味しい料理ってあるのか???
彦麻呂もビックリなリアクションだ!!笑