先日、終業後に友達と食事に行ってきました。
自分はいまダイエット中なので
「大きな坊や」でサラダバーのみで。
ついつい話し込んでしまい、24時を過ぎたその帰りがけ、歩道に人影が。
フラフラとしていたので幽霊かと思いましたが、寝巻姿のおばあさんでした。
そのおばあさんは杖を突き、ヨタヨタしながら信号で立ち止まっては元の道を戻り、
立ち止まってはまた戻りの行ったり来たり。
先日NHKで見たドキュメント「認知症の行方不明者1万人」
を思い出しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/ninchisho/
身近にもやはりいるんだなと痛感しました。
すると友達が、「ちょっと行ってくる」と言って車を降りていき、
おばあさんのところへ行きました。
どうやら近所らしいので、自宅まで手を添えて話しながら送っていきました。
年齢や生年月日はもう覚えてないようでしたが、お名前は答えたそうです。
住所は覚えていても、道がわからないようでした。
自宅の門の前に着くと、誰かを迎えに行くと言ってまた出ようとしたので、
玄関まで送って中に入ったのを確認して、友達は帰ってきました。
「また出かけそうだなぁ。心配だから、もうちょっと見てていい?」
と友達が言うので、少し待つと玄関の電気が消えました。
結構歩いてて疲れたみたいだし、おとなしく寝たようです。
友達は看護師兼介護士でもあるので、職業病が出たようです。
そうゆう老人を見過ごすことができないんですね。
自分にはそんな勇気はなく、きっと見過ごすだろうと思いました。
そんな友達を思わず尊敬してしまい、
そんな友達を持つ自分を誇らしく思います。