明日の言の葉 -5ページ目

人の人たる所以とは

この星で生態系を整える

 其が人類の 果たす役割

破魔矢

縦糸 横糸 掛け合わせ発音される五十音
この言の葉を操る民は
世界の平和に尽くさしむ

人 自らを知らず、ひたすら客体を追い
理(ことわり)を極めんとす

功利を求め、人 既に人にあらず
不条理を極め 経済の名のもとにこれを正当化す

これを憂える日の光 烈火と怒る母の如く
ありうべからざる輝きを増す

日輪の恵みに生かさるるわが地球
時の流れも重力も 太陽あってのこの地球

その営みが変わる今 いかで影響なかずとや

人、父母の愛 悟り ようやく真人間となる

ミクロもマクロもみな同じ源なりと認識す

ついに神の意 地に届き 争い絶えて和みゆく

象たちは

物言わぬ 心優しき象たちは

 心眼でじっと 我らを見ている

エレファンティズム

人類はなぜ争いをやめないのか
答えを求め彼はアフリカを訪ねる


戦いへと駆り立てる


異質なものを排除する心理
郷土や家族を 守る意識


そんな中、象の生き方に光明を見出す


母系社会で 争いを好まぬ
大きくて心優しき象たち


草原の中で彼の奏でる調べに

耳を澄ます象たち


心打つ調べ エレファンティズム


生きとし生けるものすべて


山河や塵に至るまで


愚かさと叡智をあわせもつ
人類を じっと見ている


羊水という海

生命の 神秘の歴史を胎内で

 たどる嬰児と 太古の記憶





魚から 両生類や爬虫類

 哺乳類へと たどる胎内

胎内でたどる生命史

数億もの中から選択された細胞は


おふくろの語源たる子宮で


生命の進化の歴史をたどる


手に水かきがあったり

しっぽが段々小さくなったり


羊水という安心しきった海の中で

超高速のビートを刻みながら


自ら生きることを選択して

生まれいずる


無から有

高沸し 揺らぐ意識とエネルギー
 玉の緒と化す 一筋の光



めくるめく 光が 一つの細胞を
 胚とし 命ある人つくる

この世に生を受ける瞬間

無から有


この世に生を受ける瞬間


形なきものが 次元を超えて


物性が発生する



ゴーギャンの問い

ゴーギャンが 残し世に問う 一葉の絵
 去来する我 何処へ行くのか






客体の 観察いかに 極めれど
 主体たる我 いまだ知らぬ人

我々、人間とは・・・

ゴーギャンが残した一枚の絵


我々はどこから来たのか
我々は何者か
我々はどこへ行くのか


科学を発展させつつも
自分が一体何者かを


いまだ人は知らない