ひさびさ詩など。 こんな日は なにもかもが とおりすぎてしまう うれしいことはむかし たしかにあった おかしいことも なのに 乾いたきゅうりの あたらししい切り口をきざむように 傷が 痛みだけが いつも新鮮で いいことはみんな 過去になってしまう 誰にもみえない痛みだけが 自分の事を知っている