ひさびさ詩など。 | てざわりの記憶

てざわりの記憶

目で、手で、耳で、時には舌で触れる日々の手触り。

その記憶。


こんな日は なにもかもが とおりすぎてしまう


うれしいことはむかし たしかにあった


おかしいことも 


なのに


乾いたきゅうりの あたらししい切り口をきざむように

 

傷が 痛みだけが いつも新鮮で


いいことはみんな 過去になってしまう


誰にもみえない痛みだけが 自分の事を知っている