テレビで、某有名歌舞伎俳優が、ある芝居をする上で、監督さんに「自然にやってみて」、「自然に芝居してみて」と言われ、本人は、自然にというところに悩み、苦しんだそうです。

 何分、歌舞伎は、型が大事だそうで、自然にやるということに戸惑いがあったそうです。

 しかし、セリフの中の芝居に夜空を見上げるシーンがあり、さんざめく星が、無造作に輝いていたのを見て、形や色や向きとかじゃない、星は、ただただ輝いていることに気づかされたそうです。


 その時、喜びたい時は、自然に喜び、泣きたい時は、泣いて、怒りたい時は、怒り、悲しい時には、悲しんだらいい。それが自然なんだと気がついたそうです。

 当たり前なことかもしれませんが、こういう役者さんは、自然にということが、難しく感じるかもしれませんね。


 でも、その自然に生きるという姿は、本当は、人間らしい生き方かもしれないですね。


 何かと社会の世情を見ても、なかなか素直になれない時代社会。


 私は、この歌舞伎俳優さんの気持ちが、ジーンと来ました。