私の家は玄関ホールという空間がある少し古い間取りの
家です。何をする部屋かというと階段室と廊下のような
空間で何かをするという部屋ではなく通路なのですが
私が家を計画するに当たり一番時間をかけて考えた場所でもあります。
階段は見せ場なので一番時間をかけた部分ですが
このホールにテーブルを置きたいと思い
家が建つ前から長い時間探していました。
ある時お気に入りのショップで素敵なホールテーブルを
見つけました。
デザインは文句なしに良かったのですが・・
サイズが大きいのでかなり迷いました。
高さもあり、奥行きもあるので通路に置くには
結構な幅の玄関ホールにしないといけません。
ですが、アンティークは一点ものです。恐らく二度と同じ
家具には出会えないだろうという事で思い切って
購入してしまいました。
以下は実際にホールに納まった姿です。
やはり少し大きく広めに幅を取った通路は
人が一人通れる位になってしまいました。
でもとても素敵な空間になりました。
アンティーク家具を購入する時にデザインの他に大切に
している事があります。
それはその家具がどんな人が使ってどんな場所で使われて
来たかという事です。
もちろん不明な場合も多々あるのですが
このホールテーブルは出どころがはっきりしていて
イギリスのホテルで
実際にホールテーブルとして使われていたそうです!
これが決め手の一つになりました。
天板に光をかざすと文字を書いたような凹みが多数あり
物をコン!と落としたような傷もあります。
普通なら傷はマイナスポイントなのですが
私にとってそれらの傷はなんらマイナスでもなく
むしろ人が使った「気配」が感じられる
アンティークらしさだと思っています。
とは言え、それでも全体的に綺麗な状態で保たれて
いるものが良い状態だと思います。
年式は1920年位なので100年経って
いるんですよね。
華奢なカブリオールレッグは
使う人すべてが大切に使うつもりで使わなければ破損して
しまいます。
現代に残っているという事は捨てられずに大切にされてきたという
事実があります。
イギリスにはそのような文化があるのでしょうね。
天板はマホガニーの美しい模様が出ています。
リボン杢という程ではありませんが
見る角度によって金色に輝いて本当に綺麗です。
マホガニーの良さって実は写真ではなかなか伝わらなくて
私も初めてマホガニーの家具を見るまでは地味な
木だなぁと思っていました。
実際は見る角度によってゴールドが反転して
とっても美しい材です。
天板ガドルーニング(周囲の飾り)部分
少し写実的なリーフ模様は珍しい気がします。
丁寧な彫刻です。
脚の付け根部分です。これもアカンサス模様ですね。
脚の曲線も美しいです。
かなり細く、丁寧な造りです。
引き出し化粧パネルにも一周バーリーシュガーツイストのような
お洒落な彫刻があります。
ボール&クロウ部分。丁寧な彫刻です。
結構見どころがある家具です。
やはりアンティーク家具は良いですね。
毎日見ていても飽きません。
むしろ長く付き合っていく程に手放せなくなっていきます。






