15年前、小樽のブリーダーさんのところから安く譲ってもらったキキ。
何頭かいる中で、一番小さいけど一番元気に走って
飛び回ってた子犬だったことを、今でもハッキリと覚えている。
小さい頃はやんちゃで、リードを持ってる手に
ビョンビョン飛びついてくるばかりで全く散歩にならなかったり、
興奮して服を破ってきたり、気に入ってたスニーカーを片方食べられたりした。
本気で狂犬病か何かなのかと心配だった。
ただの散歩なのに、妹は両膝から流血して泣いていた。
大きくなるにつれ、キキは賢くて優しい犬になった。
他の犬はわからないけど、高所恐怖症で
小高いところや橋の上に行くと、足が小刻みに震えてへたれ込み、
動けなくなっていた巨体。
成犬になってからは、私は、自分のことに忙しくて
ロクに面倒を見た記憶が無い。
散歩も、母が担当になり、私は全然行かなくなっていた。
そのことを、いつかは訪れるであろうキキが老いて亡くなる時に
悔いることになるだろうと、日常的に度々思いながら、
それでも自分のことばかりだった。
後悔は先に立たず。
去年の夏、心の余裕が無くて
バイバイもナデナデもせずに東京へ戻ったことが、
ずっと胸に引っ掛かっていた。
その事もあって、今年の6月に強行で帰って会えて、良かった。
目が丸くて、ちょっと太めで、犬界ではどうかわからないけど
飼い主側から見ると、世界一可愛い黒ラブだと思われたキキ。
吼えなくておとなしくて、いつもいるのが当たり前の
空気のような黒い大きな塊。
15年前、縁あってうちに来てくれて本当にありがとう。大好きです。








































