
先日、一家総出でゲリラ豪雨に遭遇した。
その日の天気予報は、雨マークは18時からついているものの
“油断はできない”とされていたにもかかわらず、
池尻大橋まで、たまにはゆっくり散歩してみようではないかという
いつになく珍しい試みは、今となっては自らゲリラ豪雨を体験しに行った
と言っても過言ではないかもしれない。
「意外となんとかなっちゃうんじゃないの?」
「あと30分早く公園を出ていれば・・」
「やっぱりタクシーに乗れば良かった・・」
そんなことは都合のいい幻想、後の祭りだった。
「ゲリラ“ごうう”の“ごうう”って漢字でどう書くの?」
あやたの質問に対して呑気に答えながら歩いていると、
たちまち辺りが暗くなり、不気味な強風が吹きっさらした。
これはまずい。急がねば。
サイが乗ったベビーカーを押していた、雷が苦手な夫Kは、
ピカーッ!と光る度に肩をすくめてビクゥゥ。
サイはというと、夫のサングラスをかけて無言のままシートに仰向けになっていた。
わこは、「なんかこわい・・」
ただならぬ大気の状況を察し、怯えていた。
あやた少年だけ、ワクワク・活き活きしていた。
雨はたちまち降って来て、コントかと思うほど強く激しくなっていった。
強く頻繁に瞬きして、顔面に容赦なく降り注ぐ雨水を絞り出さないと、前が見えない。
本能的に危機を感じた我々は、緑道沿いのパン屋の軒先に一時的に避難した。
凄まじい雷鳴、みるみる水かさが増して浸水間近の店先、
濁流でマンホールの蓋がパカパカしてる。
エルゴで抱っこしてる赤子と、ガリ痩せの長女は、寒さでガタガタ震え始めていた。
かたや、目を輝かせてワクついている長男、
黒いサングラスをして仰向けの状態のまま、見えない上空の何かと戦っている次男、
引き続き雷鳴にビクついている夫はいいとして。
このままここにいても、寒さで体力が奪われるだけで、
一刻も早く家に帰って風呂に入るべきと判断した我々は、
パン屋の軒先を飛び出して、バケツをひっくり返したような空のもと
水たまりを漕ぎ漕ぎ、急ぎ足で帰ることにした。
「こわいよー!!!」
号泣しながら、ズブ濡れの服と赤子が重すぎてうまく走れない母を置いて、
水たまりの上をカモシカのような俊足で走り去ってゆく娘には逞しさと生命力を感じた。
置いて行かれながら、滝雨にどんどん体力を奪われ、胸がゼコゼコした。
遭難ってこうやってするんだね、と思った。
独身時代、路面が凍結した豊平川の橋の上を運転中、
猛吹雪で視界がほぼない状態でワイパーが壊れて動かなくなり、
どんなに徐行しても車体がクルクル回っちゃう恐怖体験よりは
生命の危険性は感じなかったものの、
自然の猛威を体験する貴重なゲリラだった。
まだまだ続きそうな梅雨空。
スーパー台風8号も、怖い。
教訓、ゲリラ豪雨には意外にあっさりと遭う。

我が家の伊調は逆立ちブーム☆

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という痛恨ミスはさておき、(駅で気付いてオンブで疾走)






