akariのブログ  けやきハイツ102
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忘れもしない8月3日。

平日の疲れが全く取れない状態で朝早く家を飛び出し、まだ不慣れなバスケの保護者当番を終え、疲弊を重ねて帰宅した午後13時過ぎ。


悠々自適な夫Kから、昼から某◎文屋系列店に誘われ、焼き鳥のカシラ好きなテリちゃんも玄関で待たせていた。


出掛けに最低限の身だしなみを整えようと鏡に向かったところ、生え際に若干横長の黒いゴミ...毛玉かな?ヒュッと取って流す前にふと爪の間にあるソレを確認したところ、頭頂部から舞い降りるような鳥肌が全身へと広がった。


アイツやないかい...。


それは、特徴的な手足と姿形をした、いつの時代も生命力の厳ついアイツだった。


12年前、アヤタの頭に襲来したことのある、虫が苦手じゃない私でさえも背筋の凍るアイツ...。その名もアタマジラミくんだ。





反射的に無かったことにするように、生きてるか死んでるか確認する前に洗面所にサッと流した。


さてどうするか。


夫とテリーは既に玄関で私を待っている。

とりあえず、疲れた。

現実から目を背け、頭全体にパストリーゼをシューシューかけまくって髪をピッチリと結び直して家を出ることにした。

(絶対意味ない)

頭皮がヒリヒリと痛み、外に出るとカンカン照りのお日様にさらされた。

まだ居るなら、卵モロトモ、パストリーゼ×高温直射日光コラボで全滅してくれよな。

自分の頭皮に向けて投げやりに願った。


12年前の当時は冬だったので、羽毛布団にシーツに毛布に大物洗濯祭り、単独ゴーストバスターズさながらの大騒動だった。

当時、アヤタは最終的に坊主にしたのだが、私もテリーもさすがに坊主にはなれない。


焼き鳥屋にて、怪しげなおテリの髪もピッチリと結び直し、食べ始めたものの食欲が全くわかず。


外食では、食べたい割にいつも落ち着かないテリーのトイレに2度、ゆっくりめに付き合いつつ、夫がその店名物・お1人様3杯限定の金宮梅割りこぼれ酒(アルコール25度)を飲んですっかり仕上がった様を確認し、店を出てから告白した。


「私の頭にシラミいた。薬局でスミスリンシャンプー買って帰るから先帰ってて」


虫嫌いで神経質な夫だが、いい具合に仕上がっているので「はて?」と思考の鈍ったアホ面にクルッと背を向け、そそくさと別れた。


帰ってすぐさま、おテリと一緒にシラミ専用スミスリンシャンプーをして、地肌を丁寧に洗い、モコモコしてきた泡の中から満を持してアイツらが登場した。


テリ泡からも登場。私より成虫が多かった。発生源はこちらだな。全身鳥肌総立ち状態。


洗面器にお湯を張り、最初は粗めの櫛でといてから、専用別売りステンレス製の目の細かい櫛でといて、洗面器に櫛を浸すと...いるいる。うわ〜。地肌もメンタルもざわつく瞬間だ。


捨てなくて良かった、12年来の専用櫛。


高価だし、何となくずっと捨てられなかった。

もう必要ないとは思いつつ守り神のように引き出しに鎮座してたが、まさかまたお世話になる日が来るとは。


さすが12歳差で子供を産むと、時代は巡る。


おテリのほうは、ステンレスの櫛でとくと痛い痛いと逃げるので相当大変だった。

シャンプーしてから流すまで10分置かなきゃいけないのが、子供にはかなり難儀である。

どうにかこうにか話術と保育士スキルで引き伸ばし、撲滅出来るように、しつこくしつこくお互いの髪の毛の裏表を櫛で丹念にといて、風呂を出た。


週末のうちに2人で朝晩同じ作業を繰り返し、かろうじて肉眼では卵も残ってないことを確認して月曜日を迎えた。


そのまた翌週末。

テリハが泊まりに行ったお友達のママから夜連絡があり「テリちゃん、シラミだった?お風呂に入れたら、うちにもこのシャンプーあるって言ってて。ちょうど今うちの子もシラミだから、一緒にシャンプーしといたよ!」


?!


撲滅したので何も言わずにお泊まりさせたけど、現在進行系かい?


それも事後談かい...。


すぐさま、その子と一緒に寝る=再発が過ぎった。

でももう、彼女の痛快な明るさに免じて深く考えないことにし、その週明けの月曜日の保育園お迎え時。


室内なのに、お散歩用のツバあり帽子を被っていたテリー。


「テリハちゃんの頭にアタマジラミがですね...」


担任の先生から衝撃的な事実が言い渡された。

黒くなった小さな卵の殻、5個くらいを養生テープで挟んだ証拠のブツを見せられた。

ごめんなさい...。


事の経緯をざっくりと伝えてお詫びしたが、良い意味で古風で、子供ファーストに配慮してくれる行き届いた素晴らしい園で、ひっそりと温かく寄り添ってくださった。


テリから聞くところ、虫眼鏡も使ってチェックし、いくつか取ってくれたらしい主任の先生は、その後会っても温かい微笑み返しをしてくれるだけ。呼び出したり、それにまつわる世間話すらしてこない優しさが、これまた辛い。


良くも悪くもアタマジラミは登園自粛対象とはならないので、年長はお昼寝もないし、園では暫く帽子を被って過ごすことになった。専用シャンプーと、毎日の帽子の洗濯だけお願いしますとのこと。


そのまた翌朝、幼児さんのお部屋には、娘を含め帽子の子供達が5人、テーブルに座ってニコニコと無邪気に折り紙を折っていた光景があった。

何とも言えなかった。

可愛さと切なさと心苦しさと...。





卵の孵化まで1週間から10日かかる厄介なアイツら。

そもそも最初の発生源がどこなのか、今となっては知る由もなく、深掘りする気力もなく、夏休みなのに小学校で流行中との噂も小耳に挟み、よくわからなくなった。


同じ部屋に寝る我が家のメンズは、夫を筆頭にサイキリ3人ほぼ坊主頭なので不幸中の幸いかアイツらは住めない。居住不可能。


保育園での感染し合いが懸念されるので、暫くスミスリンシャンプーは手放せない。


保育園の可愛い皆んな、帽子が取れて地頭で遊ぶ無邪気な姿が早く見られますように...。


風呂から出たテリハに向かって、

「シラミなんて気にしなくていいんだよう...」

孫を見るように目を細める夫。


あんたは12年前も12年後の今も、子供達の世話も心配も、厄介なシラミとの格闘とも無縁な、親戚のおじさん的スタンスで種馬の才能だけ長けて存在してるだけなので、そりゃそうだろ。


私はひたむきに、種馬じいさんにいつか下るはずの天罰を待つ。


南海トラフからの首都直下型地震の懸念と、アタマジラミの襲来からの肩透かし台風。


地味に精神的に脅かされ続ける壮絶な夏休み。

早よ終われ。





GW前半初日、アヤタの壊れたiPhoneをApple Storeに持ち込み修理相談の予約。


未成年だから私が行かねばならないらしい。

当人と行くはずが一向に奴は起きず、私のストーカー2名(夫Kとテリハ)と3人で行くことになった。


自転車で向かう途中、夫の自転車を先頭にして、某坂の車道左端自転車ゾーンを下る時に事件は起こった。

夫Kが白いベンツに若干煽られるような動きをされた際に、窓の中をチラリ覗き込んでしまったが運の尽きだった。

信号待ちに差し掛かったところで、LDH関係者風・ウエッティな黒髪パーマヘアの色黒サングラス男がベンツから躍り出てきた。


「オイオイオイオイ!!何覗き込んでんだよコラ、自転車危ねぇんだよ謝れよ!!」


しれっと逃げようとした夫、信号待ちで逃げ場なくとっ捕まる。

夫Kの顔面1センチ位の至近距離で、詰り寄ってめちゃくちゃ怒っている。両方臭そう。

「てめぇガンくれてきたよな?!謝れよ!!」


いつも私や子供達に謝れ謝れ言ってくる夫Kにバチが当たっている。

とにかく人に謝らせたい男の心理、ちいせぇ野郎達だ。


「おいジジイ聞いてんのか?くそジジイが!!」


!?!?

ここで私の気持ちに変化があった。


私は夫Kのことをジジイと言っても良い権利があるし(よく先にババアと言われるから)、実際に言っているが、私達よりも少しだけ若そうな色黒ウェッティが言うのはおかしい。

一瞬で肝が据わったことを自覚した。


「すいません、後ろに乗ってる子供が聞いてるんですけど?」


色黒ウェッティ

「あ゛?!なんだと?お前ガンたれてんじゃねえよ?!」


「私はガンたれてませんし、煽ってもいないです。私は何もしてません。」


「んあ゛ぁ?!ジジイに謝らせろよ!!」

(車が気になって去ろうとする)


「確かにこの人はジジイで、私はババアですがあなたももうジジイですよ。」


聞きづてならんと再来の色黒ウェッティ

「んだとゴラァ?!煽ってくんじゃねぇ謝ればいいんだよ!!」

(車が気になって去ろうとする)


「いつまでも自分だけジジイじゃないと思わない方がいい!」


クルリと再来色黒ウェッティ

「気持ちわりぃんだよこのアマ!!口わりぃんだよアマが!!」


「アマ...。アマっていうなよ!いつの時代だよ!!」


ベンツが心配過ぎてもう耐えられない色黒ウェッティは、もう戻って来ずにそのまま車へ走って行った。






“ガンくれ”

“ガンたれ”

極め付けの

“アマ”・・・・・・・


見た目だけ今風?で、懐かし過ぎる古臭いセリフ...。

間違いなくそんな世代じゃない彼は、相当治安の悪い地方出身か、彼の親が幼少期から放ってきたワードなのかもしれない。


最後にアンサーを放ったのが後攻の私だったことで、まるでラップバトルに勝ったかのようにスッキリしたのと、日常的に夫Kに酷いことを言われ過ぎて、色黒ウェッティが私のことを「ババア」ではなく「アマ」と言ってくれたことが、だんだん嬉しくなってきた。

(多分間違えてる)


喧嘩っ早さ、ガラの悪さは、不憫な成育歴のせいかもしれない。


近くに子供がいる手前、母親のことはババアと言わなかった配慮もあるかもしれない。


一見、口答えしなそうな雰囲気の私に意表を突かれて怯んだのかもしれない。


いちいち車が気になって去ろうとするのに、言い返すとクルッと振り返って戻ってくるコント味にも愛嬌があった。


総合的に(想像だけど)色黒ウェッティLDHは極悪人ではないと判断、よく、嫌なことがあった後からジワジワと腹立つストレスは自分の中で回避された。


家では王様なのに、いざ外で他人に絡まれると透明人間のように薄くなって、小声で謝ってた夫Kのことはさておき、ここ世田谷だよね?

ハードな幕開けを喫したGW2024アマの思い出。




家族全員、体は皆元気でぇーす昇天







天気が悪すぎる。

春休みに入り、私は通常運転でシッター仕事に這いずり回っているが、ここに来て兄弟仲を深めてる男子3人スケボーにハマり中。
雨が止んだら滑りに行き、帰って来ては簡単な創作料理で台所を荒らしたり、アヤタの狭い部屋でカップラーメン作って食べてる様子。。
スケボーとはファッションでもあるそうで、映画“mid90s ミッドナインティーズ”とやらの影響を受けてるらしく、私が朝起こしたり、片付けなさいとか勉強しなさいとか注意すると「ファックシット!!」そのうち何を話し掛けても声を揃えて「ファックシット!!」としか言わない。なんなの??ここ世田谷区D沢だよね?
ついには昨日テリちゃんまで、早帰りした父に「お帰り〜」と言われて「ファックシット!!」と言ってしまっていた。
治安が悪すぎる。

久しぶりにアメブロ開いたら、ログイン画面からになってておったまげ。
まさか今年に入って初投稿がこれになるとはね。

区の助成〆切が3月末までの乳がん検診を滑り込みで予約した。5年ぶりに。。
実施医療機関名簿から、仕事帰りでも行ける距離の病院に片っ端から電話を掛けるも、3月末まではとっくのとうに締切またはキャンセル待ちまで予約一杯。そりゃそうだと諦めかけた7軒目、普通に空いていたのは何故だろう...。
検診で職場を早上がりする時に、保育リーダーから貰ったクッキーが乳輪にしか見えなかった。
大雨の寒い中、歯を食いしばって現地に到着。古くて寂れた病院なのかと思って門を叩いたらとても綺麗な最新設備。問診票を書いて呼ばれ、診察室に入った瞬間に納得した。
彦麻呂に茶髪パーマをかけた風の医師に、「右側のカゴに荷物を入れて、左側で上半身裸になってまたここに掛けてください」と。
その日は大雨で、出勤時に穿いてたズボンがビショ濡れになり、職場でヨレヨレの予備置きズボンに着替えてそのままだった。
今まで冬だったのでワキの処理なし、ウエストのゴムが伸び切ったゆるゆるズボン姿の私は、鳥肌の立った自分の乳房を両手でサワサワ触りながら移動して、彦麻呂の前に鎮座した。
彦麻呂「ご自身で気になることはありますか?」
私「久しく自分の身体と向き合っていないので特に...」
彦麻呂は失笑の後、私の鳥肌乳房を物凄い速さで弄りかき集め振動を与えた後、ピンポイントで両方の乳輪を5本指で摘んで弄び始めた瞬間、笑いが我慢できなくなった。「ごめんなさい笑ってもいいですか?」
もう限界で、返事を待つ前に1人で大爆笑。
その後のマンモグラフィはやっつけ仕事で、乳房が痛くないか何度も聞いてもらったけど乳房なんぞはどうでもよくて、首が寝違える寸前のピンチになっただけ。危なかった。
総じて本当にヤバかった47歳・春の嵐の乳がん検診。