AWPS学生スタッフチーム(SST)活動ブログ -10ページ目
<< 前のページへ最新 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10

カンルンガンマラテセンター閉鎖のお知らせ&緊急支援のお願い

AWPSの支援先であるマニラのNGO カンルンガン・サ・エルマのマラテセンターが閉鎖されましたので、


お知らせいたします。カンルンガンは、ストリートで暮らす子ども達(ストリートチルドレン)や虐待を受けた


子ども達を保護するNGOで、20年の歴史があり、このたび閉鎖されたマラテセンターの他、2つのセンター


とファーム(農地)、ボーイズホームを運営しています。


現地コーディネーターの渡辺尚美より、今回のセンター閉鎖に関する詳細情報が届きましたので、以下に


掲載いたします。長文ですが、ご一読いただければ幸いです。


======================================================================================


カンルンガン・サ・エルマ・マラテ・センター閉鎖のお知らせとご協力のお願い...


先月9月末日をもちまして、カンルンガンのドロップ・イン&テンポラリー・シェルター・マラテが、
閉鎖いたしましたことをお伝えします。


6月中旬、かねてから売りに出されていたマラテ・センターを含む一帯の土地の購入者が決まり、
7月末を期限に家を引き渡すよう、家主からの文書を受取っていたのですが、カンルンガンとしては、
すぐに転居先を見つけることが難しいため、本年末までの期限延長を求めていました。
しかし、それに対する返事はなく、9月3週目になって、突然、家主からの執拗な立退き請求が始まった

ため、代表のソルさんが、子どもたちの安全を第一に考え、求めに応じる書類に署名をされました。


書類上の期限は「9月末」となっていたのですが、その後も、立退きの進捗状況を確認するかのように、
家主が、毎日、センターを見回るようになったため、子どもたちは、取り急ぎ、身の回りの荷物をまとめ、
9月21日(日)、担当スタッフとともに、ラグナ・ホームに避難しました。


その後、センターに残っていたメイン・オフィスのスタッフも、マラテ・センターの転居先を探す中で

見つけた、ドロップ・イン・センター(青空カンルンガン)に最適だと思われる場所を間借りし、28日(日)

には、すべてのスタッフが移動しました。


これまでの場所に程近いこちらが、今後は、メイン・オフィスとして機能することになり、ドロップ・イン・

センターとしての機能、また、テンポラリー・シェルターとして、新しい子どもを受け入れる機能は、

一時的に休止することになりました。


子どもたちやスタッフが去った後のマラテ・センターは、男性スタッフにより、蛍光灯や窓、木材など、

使用できるものが撤去されたため、皆さんがご存知の姿とは、すっかり様子が変わっています。
また、現在は、大通りからカンルンガンに続く小道にバリケードが張られ、マラテ・センターがあった

場所には、一切、近づくことができなくなっています。カンルンガンがマラテ地区に移転後、12年...。
たくさんの思い出がつまったセンターの変わりゆく姿を、しっかり見届けたいと思っていた私たちの

願いもむなしく、内部では、どんどん取り壊しが進んでいるようです。


今回の出来事は、本年1月、創設20周年を迎えたカンルンガンにとって、とても大きな試練とも

言えますが、神様を心から慕い、絶大な信頼を寄せる子どもたちやスタッフは、「これは何らかの意図

を持って、神様が私たちのために用意してくださったこと」と思い切り、20年前、小さなスペースを間借り

して始まった原点に立ち返るべく、新しい想いでのスタートを切っています。


ラグナ・ホームに一時的に移動したマラテ・センターの子どもたち、涙ながらにマラテを後にしましたが、

現在、スタッフを含め、総勢62人の大所帯となったホームでの生活にも、少しずつ慣れてきているようで、

その点ではホッとしています。

以上のように、少しずつではありますが、カンルンガン本来の姿を取り戻しつつあります。
一方で、従来、マラテ・センターで引き受けていた新しい子どもたちの受け入れや、ストリートの子ども

たちが食事や洗濯、水浴びをするサービスの提供がストップしたままです。

どうか、カンルンガンが、一日も早く、傷ついた子どもたちの受入れを再開し、十分なサポートを提供する

ことができますよう、皆さまのお祈り添え、また、ご協力をいただければ幸いです。
皆さまのあたたかいご支援を、心よりお待ち申し上げております。


フレンズ・オブ・カンルンガン・ジャパン(FoK-J) 

プロジェクト・コーディネイター
わたなべなおみ


======================================================================================


以上が詳細情報です。

この事態を受け、AWPS学生スタッフチームでは、『緊急カンルンガンマラテセンター支援募金』を募る


ことといたしました。カンルンガン マラテセンターで保護されている子ども達が1日でも早く、笑顔で生活


できるよう、皆様のご支援、ご協力を何卒よろしくお願い申し上げます。  


ご支援の方法は以下の通りです。


①チャリティー自動販売機を設置する。                  

 →お問い合わせフォーム よりご連絡をお願いします。 ※チャリティー自動販売機の詳細


②寄付する                                 

  →以下の口座にお振込みをお願いします。

   三井住友銀行 芦屋駅前支店 普通口座 No.4118142                    

   特定非営利活動法人 世界平和支援協会 学生スタッフチーム代表 岩佐 嘉久

                
   ※お振込みと同時に、ご寄付いただいた方のご連絡先をお問い合わせフォーム よりお送り

     いただければ幸いです。


皆様の暖かいご支援を心からお願い申し上げます。      


AWPS学生スタッフチーム 総代表 岩佐嘉久

                                           
   

    (退去後のセンター2階オフィス)             (センター退去時の様子)

第6期SSTリーダーズミーティング(08.10.05)

2008年10月5日、第6期初のSSTリーダーズミーティング


(役員会)が兵庫県西宮市で開催されました。


この日のリーダーズミーティングは第6期のスタートとなる


ミーティングであるため、関東ブロックや九州ブロックに所属


する役員も出席しました。


5年目を迎えたAWPS学生スタッフチーム。


役員一同、組織の更なる発展のため日々努力していくことを


改めて確認しました。


AWPS学生スタッフチーム 総代表 岩佐嘉久

第6期役員人事

第6期(2008年10月1日~2009年3月31日)のAWPS学生スタッフチーム役員人事が

決定いたしましたので、お知らせします。



総代表                       岩佐嘉久(慶應義塾大学4年)


代表                        畠山洋子(神戸大学3年)


副代表                      磯崎洋(甲南大学3年)          


マネージャー(関東ブロック担当)      谷本知嘉子(慶應義塾大学4年)    


         (九州ブロック担当)      梶原輝史(慶應義塾大学通信過程) 


プロジェクト統括部チーフ           藤澤憲人(関西学院大学1年)


チャリティー自動販売機事業部チーフ   高田善國(慶應義塾大学2年)   


広報部チーフ                  橋場諭(慶應義塾大学3年)


総務部チーフ                  春名成彦(甲南高等学校3年)


監事                       山本知子(立命館大学4年)



事業年度変更(申請中)のため、半年間の任期ですが、一丸となって更なる飛躍を目指して

参りますので、旧役員同様、よろしくお願い申し上げます。


AWPS学生スタッフチーム 総代表  岩佐嘉久

SST活動ブログスタート!

2004年7月に発足したAWPS学生スタッフチーム年目を向かえました。

2008年10月。第6期を迎えるにあたり、この活動ブログをスタートします。


AWPS学生スタッフチームを支えていただいているすべての方へ。

このブログを通じて、様々なSSTの活動などをお伝えしていきます。


また、10月中旬から来年1月まで、AWPSの学生スタッフである牧野良(筑波大学3年)が

マニラの支援先NGOカンルンガンに滞在します。

牧野から送られてくるカンルンガン情報も、このブログにアップしていきますので、ご期待ください。


AWPS学生スタッフチーム一同、『世界中の子どもが笑って過ごせる社会を目指す』という

基本理念のもと、活動してまいりますので、皆様のご支援ご協力をよろしくお願い申し上げます。


AWPS学生スタッフチーム 総代表  岩佐 嘉久(慶應義塾大学4年)


<< 前のページへ最新 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10