旧ダイアリーノートから[技巧的販売]

その本屋に行くと二郎は、目眩のようなものがした。

メガネが合っていないことが一つあった、

しかし何か不安にさせるような、例えば電磁波のようなもの、

低周波とか何かがありはしないか、店員には及ばないような害悪が仕組まれていた、

とあとから考えた。

二郎は、レジに本を持って行くと、具合が良くなった。店員も優しく応対してくれて、気分が良くなった。

客たちは、押されるようにレジに向かって並び始めていた。

帰りに、ラーメン店に寄ると、何時もあとで腹痛を起こす、二度に一度は不調になる店であったことを思い出し、

一品だけ頼んだ。何時もセットで多く食べる。塩が強いのかなんだか、

あとでまた更に大量の飲食をしてしまうのである。その結果、破綻するというわけだった。

或いはなんらかの、薬剤が仕込まれていて、食欲が増進する、それで数度行くうちには、セットで頼むようになるのではないか、物足りない、その後も効いていて余計に食べすぎる、

二郎は度々失敗して、反省と自戒を起こした。入りやすいだけだった。

(SF)
2013年04月26日 23:24