あやうく日本に帰れなくなりそうな
とんでもないハプニングもなく、無難にGW旅行から帰国したミツです。
やっぱり、日本の春は一番過ごしやすいんだってことを実感しました。
「春」になるといつも思いだすことがあります。
高校を卒業した18歳の頃のミツの話です。
18歳というと、今から10年くらい前のことでしょうか?
(↑計算違いしてたらゴメンにゃさい。)
高校生のころから付き合っていた女子と一緒に上京物語をして、
彼女は西荻窪のアパートで独り暮らしをし
某女子大に通い。
ミツも学生をしながら、ビ●ター・エンタテインメントなどで
Recスタジオなどに入り、音楽業界の下積み勉強をしていました。
当時は、それこそ音楽命でしたので、
毎日2食の生活で、浮いたお金で毎日1枚CDを買う生活をしていました。
夢と希望に溢れていたあの頃ですから、「夢」に一歩近づけたことで
貧乏生活大歓迎の毎日でした。
当然のように、時々、独り暮らしをはじめた彼女のアパートへ
転がり込んで、初めての手料理に感動したり
、 今まで経験のなかったような、時間を気にせず2人の時間を過ごす。
そんな青臭い青春にドキドキする毎日でした
。 とは言え、しばらくは彼女のアパートに泊まるというようなことはせず
きっちり、終電前には自分の部屋へ帰っていたミツですが、
1ヶ月ほど東京生活をしてくると、そろそろお泊りをして(ムフフフフ)

という感じにもなるわけです。
ミツの場合、どこに泊まるにしても、どうしても必要なことがあります。
それは、「朝、目が覚めたらコーヒーを飲む」。
それも、ただニガ味しかないような、クソ不味いコーヒーを。
小学生低学年からそういう、アメリカンな生活ですでの、
モーニング・コーヒーを飲まないと、まったく身体のスイッチが入らないわけです。
「トクダネ」の小●さんが、毎朝家を出る前に、
例のモノを頭にかぶるのと同じで
ミツは、クソ不味いくらいのコーヒーを飲むのが日課なわけです。
で、初めて彼女のアパートに泊まることになった夜のこと…。
「あのさ、俺朝起きたらコーヒーがないとダメだから、
悪いんだけど、インスタントでいいから買っておいてね。」
そう。
彼女は一切コーヒーを飲まない女子だったのです。
せいぜい、「ロイヤル・ミルクティ」を飲んでれば可愛いと思ってるタイプだったのです。
■彼女 「コーヒー買っておいたからね
明日の朝淹れてあげるね
」 ■俺 「あ、うん。ありがとう。これから毎日淹れてもらおうかな(照)」
そんな、歯が浮いて総入れ歯になりそうな台詞を言ったとか言わないとか。
そして、初めて迎える2人だけの朝
。 ピヨピヨ チュンチュン
小鳥たちのさえずりと、
ベッドの隣で、俺を見つめる彼女の視線で目を覚ましたミツ。
■彼女 「もう起きる?コーヒー淹れてくるね(照)」
■俺 「お、おう。サンキュー」
はぁー、なんて幸せな時間なんだ
。 大人ってこういう時間を過ごせるのかー。
■彼女 「はい。
コーヒー。」
ド ン。

■俺「・・・・・」
このことが原因で僕たちの淡い恋は終止符を打ちました
。 この春から、新生活を迎えて、
まるで岩井俊二の撮った映画のような
淡い青春を満喫しているキミ達に伝えたい。
「コーヒー」と、「コーヒー牛乳」は違うんです。