今回旅行に行って感じたこと⇒「日本はユル過ぎる」。
シンガポールはみんなが英語を話せます。
小さい子から、おじちゃん、おばちゃんまでみんな話せます。
とにかく色んな人種が生きています。約4割は外国人らしいです。
と、いうことはそれだけ多くのIdentityがあるということです。
5歳になると、英語でプレゼンができるように教えられるそうです。
日本の幼児向け英会話のようなリンゴを指さして、「これは何?」「アッポー!」
ナニナニちゃん発音いいわねー。 というレベルではないわけです。
プレゼンができるように教えられるわけです。
それはなぜでしょうか?
「欧米人に負けない自分になるため」です。
アジア人という差別を受けるのはしょうがない。
体格、外見的な格好良さで欧米人に負けるのはしょうがない。
じゃあ、何で勝つのか? はい、そこの君。
「頭脳です。」
その通り!ザッツ・ライトです。
「頭脳」です。そして、その先には社会的成功、社会貢献、地位、お金などがあります。
そのために、子供の頃からがむしゃらに勉強させられるのだそうです。
下校時間にバスから降りてくる学生達を見かけましたが、みんな手にテキスト用紙を持っていました。勉強しながらバスに乗っていたのでしょう。
帰国後、日本の電車に乗りました。みんなスマホで「パズドラ」してました。
シンガポールの街のコンビニの店員さんは、みんなインド系の人でした。
なぜなら、彼らは計算が早いからだそうです。
日本の店員さんは、アイスの上に寝そべってイエーイってなっていました。
道路工事の作業員も、ほとんどインド系の人でした。
暑い気候の中一生懸命働くのでしょう。
日本の職安には今日も若者が職を求めてやってきます。
仕事がないわけじゃありません。選り好みしているだけなんです。
「俺には何か出来る!」というわけのわからない自信だけ持って毎日通うんです。
我が子がかわいい親はそんな子に3食タダメシを食わせるわけです。
アラブ街にあるモスクの近くの雑貨屋へ行きました。
フレンドリーな店員のお兄さんが言いました。
「最近、テレビも車もなんでも韓国か、台湾製品ばかりになった。日本の製品はどうした?
私は日本製品の方がいいのに高すぎる!」
日本の大手家電メーカーが赤字になるのがわかりました。
夜の動物園に行きました。暗い園内をトラムに乗って巡ります。
日本人向けにだけ 「日本語専用トラム」 がありました。
JTBとか、HISのツアーで来ている人達は、安心してそのトラムで楽しんでいました。
差別されていると思わないのでしょうか? 日本と変わらない環境の中で旅行して楽しいのでしょうか?
日本しか知らない人に限って、日本が一番優れていると思い込んでいます。
もちろん、そういう優れた部分がたくさんあるのは知っています。
でも、それもこれも外に出て初めて見えることです。
「やっぱり日本が一番いいね」というのは、外から帰って来た時に言うセリフだと思うのです。