労働安全衛生法により、会社は労働者に対して、採用時および年1回定期的に健康診断を実施することが義務付けられています。
また、労働者も会社が行う健康診断を受診する義務があります。
では、アルバイトやパートにも健康診断を実施する義務はあるのでしょうか？
平成19年10月1日基発第1001016号通達により、下記（１）（２）のいずれの要件も満たす労働者には健康診断をすべきとされています。
（１）期間の定めのない労働契約の者。ただし、期間の定めのある契約でも１年以上雇用されている者、又は１年以上雇用見込みがある者。
（２）週の労働時間数が通常の労働者の４分３以上である者。
今年12月から施行されるストレスチェック制度の対象者も健康診断の対象者と同様となります。
しかし、ストレスチェック制度は健康診断と異なり、労働者にその受診義務はありません。