「腰が痛くて、起きるのにも一苦労」
「膝が痛くて歩けないから、どこへも行けない」
理学療法士として在宅の現場で働いている時、毎日のようにこんな訴えを聞いていました。
どうにか良くして、苦痛から解放してあげたい。
行きたい場所に行ってほしい。
“やりたい”と思うことが実行できたら良いのに…。
何とか状況を変えたくて、私の知りうる限りの様々な手段を尽くしましたが、その場での変化はあっても翌週行くとまた元通り…。
なかなか改善しない状況を前に、自分の力不足に心底嫌気がさし、
正直、何のために訪問しているのか分からなくなる時期もありました。
そんな時、訪問の仕事とは別に40代の方の体をみる機会がありました。
その方は「何となく腰が痛いけど生活へは支障がない。
でも、このまま放っておくのは不安だからみてほしい」と。
月に2回程度の頻度でコンディショニングを行った結果、3ヶ月後には腰痛が解消、それから定期的なコンディショニングを続けたいま、毎年苦しんでいたぎっくり腰が起きなくなりました。
その方は身をもって予防の重要性に気付き、現在もコンディショニングを継続されています。
ひとはとても我慢強く、ちょっとくらいなら大丈夫と我慢して我慢して体を酷使しています。
でも、体が限界を迎えたとき、我慢した期間が長ければ長いほど改善には時間がかかります。
まだ症状が出ていないうち、痛みが軽いうちに適切にケアをすれば短い期間で体は改善します。
これからの将来、ひとりでも多くの方が痛みに苦しむことなく笑顔で毎日を過ごせるように、
自分の足で行きたい場所に行って、
楽しいことをたくさん経験できるように…。
そんな想いを込めて、Awarenessを立ち上げました。
