こんにちは。

ママが、ありの「まま」に、

自分を楽しんで生きるスタイル実践中♪

双子のワーママの原山ともかです。

誰もが幸せになっていい。

誰もが笑顔になっていい。

誰もが力をぬけていい。

ありのままに。

そうは言われても…ね。

私はこの「ありのままでいい」ということに、

違和感のある人でした。

私は、

「こうでなくちゃ」の塊をたくさん持っていて。

でも、それをあまり苦としていなかったから。

誰かに、あるいは、環境に、

こういう姿であるべきであると望まれて、

その流れにのって、その役を演じることは、

私はそれほど辛いことではなかったのです。

あまりに当たり前で。

そして軽く演じられてしまったから。

いや、きっと、

周りから求められるものと、

私がそこにいる姿が、重なっていたから、

楽だったのですよね。

求められるものと、実際の私のギャップ。

これにて苦しんだのが、

リハビリの仕事をはじめた最初の職場、でした。

新人といっても、当時、すでに28歳。

大卒から2年の間の院浪人という名のフリーター生活を経て、

2年間、正社員として福祉関係の会社で人事部を経験し、

リハビリの専門職の資格を取る学校を2年で卒業し、

そして就職した職場。

社会人経験があることからなのか、

コミュニケーション能力があると判断されたようで、

配属されたのは、

これからリハビリ専門病棟へと変換をする病棟。

いわゆる「立ち上げ」。

そこに配属になる先輩たちは、

それこそ他の病棟でそれなりに活躍をしてきた、

優秀な先輩たちばかり。

その先輩につく新人は、

（注：当時は１対１のバイザー制でした）

先輩たちとの相性もありますが、

後に聞いた話だと、

「コミュニケーション能力」

が大事されたとのことでした。

しかも、私、リハビリの職種の中でも、

「コミュニケーション」と「食べること」のリハビリを担う役。

コミュニケーションの専門家として、

見られる立場だったのです。

ところが。

私はこのコミュニケーション、

決して得意とは思っていなかった当時。

バイザーの先輩とのタイプがあわないのもあったのか、

細かなところまで注意を受けてばかりいました。

注意を受けると萎縮する自分もわかっていたので、

「きっちり仕事やらなきゃ！」

「ミスできない！」

と、どんどんと縮こまっていき、

さらにミスをおかすという悪循環。

新人の1年間、

このバイザーの先輩のみならず、

（ちなみに途中でさじ投げられて、

　バイザーは上司に変わりました…）

リハビリ以外の職種の方にも、

あれこれ言われては萎縮するの繰り返し。

思ったように仕事出来ない自分自身にもまいってしまい、

家に帰っても仕事仕事の状態で、

精神的に落ち込み、

精神内科で内服までだしてもらったほどでした。

あの時の感情は、もうどん底で。

思い出しても、暗くどす黒く、でも、必死という、

あまりにしんどい感情しかでてきません…。

でも、これが2年目に入ると一転します。

1年目の途中で「辞めよう」と思った私。

退職届まで書いて、職種のトップにもって行くと、

「体調悪いときに考えたことはいいことないから保留！」と、

退職届を突き返されてしまいました。

ちょうど、高熱を出して休んだ後だったので、

そういわれたのだと思います。

それを知った、

普段はほぼかかわりのない先輩が、

夜ご飯に連れ出してくれて、

「俺は原山さんは出来ると思っている。

　新人発表聞いていても、ちゃんと要点は取れているし、

　発表も上手だった。

　だから2年目の扉あけるまで頑張ってみてよ。

　そうしたら世界が変わるから」

そう預言のようにいってくれたのです。

同様に、私のバイザーに途中からなってくださった、

普段は新人指導などはしない上司にも、

「原山さんは遅咲きタイプなだけで、

　これからぐんと花開くから、大丈夫」

とだけ言われ続けていたのも思い出します。

2年目の扉を開ける4月になる前、3月に。

突然に、ストンと力がぬけました。

「もう、いつ辞めてもいい」

「それなら、もう、何かを演じるのを辞めよう」

そう思ったのを覚えています。

そして、3月の送迎会の二次会のカラオケで、

普段は職場の飲み会では絶対歌わない、

「モーニング娘。」などを振りつき大熱唱！

（あ、大好きなので、友だちと行くと歌います♪）

それを見た、リハビリの先輩たち、大爆笑！

「原山さん、そのキャラ、かくしてたの！？」

と、一気に扱い方が変わったのを感じました。

周りからの扱われ方が変わると

私自身が私を扱うのも変わるものなのですね。

（この話もまたいつか深めて書きますね）

「失敗しない出来る子」を演じていた私は、

一気に氷が解けるように、演じるのを辞めました。

病棟で冗談のひつつも言えなかった私が、

冗談を言うようになり。

「何でもできる」を演じていた私が、

出来ないものは出来ないと正直にいうようになり。

あらゆる人に雑談で話しかけるようになり。

「原山さんってさー！そんな人だたなんて！

　もっと早くいってよ。

　面白いのに、もったいない！」

2年目の6月ぐらいに、看護師さんに実際に言われました。

あぁ…

猫をかぶなくていいんだ。

私のままにぶつかっていいんだ。

ありのままでいいんだ。

それを実感した瞬間です。

いや、決して、猫をかぶっているつもりはなかったんです。

自然と、その役を演じることに慣れてしまっていたから。

今回も、するっと演じられてしまっていたら、

「ありのままでいい」なんて思わずにいたかもしれません。

ただ、私自身が演じきれなくて苦しくなったことで、

演じる必要なんてないんだってことを知れた、

素敵な機会なのでした。

もし、今、何かを無意識に演じてしまっている、

そんな方がいらしたら。

演じない私でもいいんです♪

いや、さらにいえば。

演じる私でもいいんです♪

演じる私だって「私」なんですもの。

でも、こうでなきゃ、はなくして。

今、ここにいて感じている「私」、大事にしてくださいね。

本日もお読みいただき、

ありがとうございました。

原山ともか

＜投稿日：2020年2月14日　　　更新日：2020年2月14日＞

【ありのままでいいって？】ありのままを知ったのは、演じる私逃げないを感じた時。