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注文住宅を建てるにあたって、太陽光発電や蓄電池などを設置するか、検討することになるかと思います。

我が家では、太陽光発電・蓄電池・エネファームを付けることにしました。

太陽光発電を乗せる方は多いかと思いますが、我が家が蓄電池やエネファームまで導入した理由は以下のようなものです。

・お願いしたHMのコンセプトとして「電気の自給自足」を謳っており、太陽光発電・蓄電池・エネファームの3つを薦められた。

・売電価格は16円（2023年度のFIT制度での買取価格）となっており、買電価格の方が高いので、太陽光発電した電気は売電するよりも自家消費した方が経済的。

・FIT制度終了後の10年後に蓄電池を導入すると、蓄電池システムを含めて導入することになるので、蓄電池自体の価格が今よりも安くなるとしてもトータルでどれくらい安くなるのが不透明。

なによりも

・我が家には愛犬がいるので、大地震など災害時に避難所生活を避けて、自宅でそのまま生活できるようにするため

というのが一番大きい理由です。

災害時には自治会が中心となって小学校などで避難所が運営されます。

その際に問題となるのが、「ペットとの同行避難」です。

避難所へのペットの同行避難が原則とされていますが、避難所には多くの地域住民などが避難してくることになるので、施設の限られたスペースをどう配分するか、大きな問題があります。

当然のことながら避難していくる人のなかには、動物が好きな人・動物が苦手な人・動物アレルギーを持っている人など、様々な人がいます。

ペットを滞在させる場所も快適な場所になるとは限りません。

避難所に同行避難してくるペットも様々な種類や状態のペットがいることになります。

そうなると、避難所生活をするよりも、ペットと一緒に自宅で過ごす方が、人間にとっても愛犬にとってもマシということになります。

自治体も、自宅が居住可能であれば、避難所に行くのではなく、「在宅避難」が原則だと呼びかけています。

（我が家は耐震等級３なので、大地震が来ても潰れないはず、です…。）

そのために、「電気の自給自足」のコンセプトが大事で、太陽光発電と蓄電池のセットが必須だと思った次第です。

なので、コスト度外視で、蓄電池を導入しました。

とはいえ、電気代が高騰している昨今なので、蓄電池設置によって太陽光発電した電気を無駄なく使えば、光熱費の節約になって、経済的メリットもあると思っていたのですが…。

ここに落とし穴がありました。

引き渡しを受けたあと、蓄電池の説明書をパラパラ眺めていると

「エリーパワー株式会社では、著しく劣化したリチウムイオン電池の利用を控えていただくために、蓄電池ユニットについて使用期限（使用開始から１０年）を設けています。」

といった一文が目に飛び込んできました。

もちろん蓄電池に機械的な寿命があるとは思っており、「蓄電池、何年くらい使えるかな。長く使えば使うほどお得だから、長持ちして欲しいな。」などと思っていたのに、寿命とは関係なく、まさかの使用期限の設定です。

よく説明書を読むと点検を受けることで、最長５年間の延長が可能のようですが、導入の際にコスト度外視していたとはいえ、それまで蓄電池にそのような制限があるとは知らず、ホントに驚きました。

（そういった説明もHMからは特になかったような…。）

みなさんも、太陽光発電と蓄電池を導入する際に、長期的なコスト計算をしているかと思いますが、蓄電池には使用期限がある場合もありますので、お気を付けください。

導入した蓄電池のまさかの落とし穴