昨日の続きです。
ご興味のある方だけどうぞ。


三人目 『
一十三十一
彼女を知ったのも昨日お話しをしたツイッターの方からです。

またまた行って来ました、ビルボードライブ大阪。
待ちに待ったライブでした。
と言うのもしばらくどこにもライブ情報がなかったのです。
そんな折、彼女が新しくアルバムを出すことになってそれに合わせてライブが開催されることになりました。
彼女は現在ビルボ-ドレコード所属です。

彼女は不思議ちゃんなんです。
実際の彼女はどうかは分からないのですが、ライブでは不思議ちゃんでした。
その臆することないおしゃべりや振る舞いが微笑ましくて可愛いんですね。

発売されたアルバムのテーマが「アーバン」だったのですが、その「アーバン」を変なとこで発するので一体彼女は何を言っているのかといった事も。
それに髪には大きなリボンが付いていました。
もしかしたら付いていなかったかも知れませんが何故か付いていたイメージがあるのが彼女です。

そんな彼女なんですが、失礼ではありますがお歳を感じさせない無邪気な振る舞いに嫌味がなく素直に観ることが出来たのは彼女の魅力がなせる技なのでしょう。
でも嫌な人は嫌かもね。
わたしには彼女も観れば観るほど聴けば聴くほど何故か惹かれてしまうタイプのアーティストなんですけどね。

そしてライブはもちろん「アーバン」満載。
夏の夜に聴く彼女はお酒の力も手伝って最高の味わいを持つ。
彼女を例えば都会に巡らされた夜の高速道路の車中で聴くのがイイのかもしれない。
昔活躍していたHiFiSETを思い出す。そう言えばスタッフに居たんだっけ?

一見危うそうでいてでも聴く者を気持ちよくさせるこの音楽空間を作ってくれた彼女の才は見逃せない。
ある種の物憂げで気だるさの雰囲気を持つ彼女は、暑苦しい都会の夜がほんとよく似合うと思う。
田舎者のわたしに都会を感じさせてくれる有り難い存在です。

彼女を見てて思ったのですが、やはりキャラって必要で大事ですよね。
松浦さん持ち前のドSキャラもこれからの活動の武器になるかもしれませんね。
でもあまり度が過ぎないように。
てか、お子さんが産まれて少しは優しくなってるのかな?

どれにしようか迷ったのですが、彼女の雰囲気が出てるこれにします。


四人目 『
多和田えみ
きっかけはFMラジオ。
メジャーデビューするに当たってのキャンペーンで、関西ではお馴染みFM802にゲスト出演していたんだと思います。
そのあとラジオから聴こえてきた彼女の歌声に一瞬にしてやられてしまいました。

彼女のハスキーな歌声に乗せた楽曲はまるで異国から来たもののように聴こえたのです。
歌っている楽曲のテイストがソウルミージックということもあり一瞬国籍を忘れさせる少し甘ったるく鼻にかかったような歌声に耳を奪われてしまいました。

わたしの感じていた彼女はなかなか歌う場に恵まれていなくて、わたしが彼女の歌声に接したのも梅田のタワーレコードのインストアライブやなんばであった同時多発的イベントライブの中のひとつのステージと言ったものでした。
唯一あった梅田シャングリラの単独ライブは社員旅行と重なってしまい断念。
ですから、まともにじっくりと彼女を聴いていないのが心残りなのです。

わたしは彼女を聴くたびにある良くない感慨に陥ってしまいます。
実力があるにも関わらず歌いたくても歌う場に恵まれない歌手の不憫さ。
それを認めない世の理不尽さ冷酷さ。
そしてこのどうしようもない状況に悔しさと残念さを感じずにはいられません。

原因は事務所の力なのか本人に運がなかったのか聴く側に問題があるのか、そもそも日本でソウルを歌う歌手の需要がなかったのか。

彼女の最新曲(と言っても2012年)は、いわゆるJ‐POPに近いものになっていました。
ソウルフルな歌唱に魅力があった彼女なのに、それを抑えなければならないほど追い詰められていたのかも知れません。
残念ながらやはりわたしは失敗だったと思います。

でも彼女には歌を諦めてほしくないです。
どんなステージでもいいから彼女には彼女の魅力であるソウルフルな歌声で歌い続けてほしいです。
いつか楽曲と外部環境に恵まれて注目が集まる時がやってくるはず。
信じて頑張ってほしいです。
彼女の豊かな才能を失うのは勿体ないの一言に尽きます。

にしても一体どうしたんもんでしょうか。
歌いたくてもその場がない歌手とみんなが歌うことを熱望しているのにそれを無視して沈黙を守る歌手。
この両極端なふたりを見るにつけ、世の難しさを感じてしまう。
残念なことですが、この世の中上手くことが運んでみんなが幸せになることはないようですね。

彼女の代表曲。また聴かせてほしいよね。


明日もまた続きます。