すべてがイヤになったあの日、


私は自分から逃げ出すことが
できないので、


自分以外のモノから
逃げ出すことにしました。







借金まみれ、風俗までしてるのに
満足に稼げてるわけでもなく。


あー、わたし世の中の普通も
社会の底辺も色んなこと向いてないんだ
と本気で絶望的な気持ちになった。




その日は、天気がとても良くて
高層ビルのカラオケの部屋で
空を見ながら、悔しいやらなんやら
一人で泣いていました。




歌いたいのか、泣きたいのか
助けて欲しいのか、役に立ちたいのか
よく分からない。全部だった。



私を守れるのは、私しかいない
でもとても心細い。





どんな悩みでも
その奥底には
「自分を幸せにしてあげたい」から
人は悩むのであって



となれば。
私は自分に気に入られたくて
それはそれは、必死なのだなと
こんな時に思い知らされるのです。




だから、全てが嫌になりました。
この生活も、お金のために働くことも。


私はいま何もできない。
何もやらないことを
自分にさせてあげていました。




辛かった笑




たった1人の
自分すら幸せにできないのなら
夢だとかなんだとかどうでもいい。


今、楽になりたい。
素直になりたい。
泣きたい。
そう、おめおめと泣きべそかく
ただの女なのです。









もうどこから、
自分を立て直したらいいのか
さっぱり分からなくなり


お金の事はそれ専門の人にお任せして
私は逃げ出しました。


都会から、海のある街へ。
ほんとのひとりぼっち。

いえ、自分との2人きりの
生活をまた新しい街ではじめることに
したのです。





私は一体あの時
どうしてあんなに悲惨だったのか、


それは、たくさんの我慢を
自分へさせていたからなのでしょう。



しかもそれが、
いつからどの時の我慢なのか
さっぱり分からないので
厄介であります。




ただ、もう
ほんとに頑張れない瞬間って
何をやっても楽しくないだとか
笑えないだとか、
そんな瞬間ってほんとにあります。




一人で頑張りすぎた。
でも、私のことは私しか
分からない。


誰に相談しても
答えが見つからなかったので、
やっぱり自分と会話して
なにをやめていくのか?
なにをほんとはやりたいのか?



ずっとそこを
じっと丁寧に自分に聴いていきました。



すると、自分の本質からは
以外とシンプルな返答がありました。


「イヤなら全部やめれば」


そうか、やめていいんだ。
逃げよう。にげたい。



「どうせ、私からは逃げられないんだから」
「でもそれ以外からは逃げれるでしょう?」
「辞めちゃえば?」



無責任とも思える
自分の本質からの返事。

でもそれは
私が今すぐ楽になれる方法でした。
だから、自分の声を
信用してみることにしたのです。





そこから、また
人生が大きく動き出しました。





自分の仕事も認知が広まり
我慢することをやめたぶん
勢いがではじめ、

堰を切ったように、
エネルギーが溢れ出し
お金と人のご縁が結ばれ
大きな愛が循環するのが分かりました。



私の生命が役に立った瞬間
私は失敗を語れる人だったのです。



死ぬほど情けなかったことも
傷ついたことも、
恥ずかしかったことも、



自分の本質が「言え」
というから、つらつらと
ブログに書いたら、
それがヒットしました。





素直に生きるって
怖いことです。


誰かを気にして生きてるから
他人からどう思われるか
そこばかり、気にして
自分らしさが窮屈になる。



そんなアホみたいなことを
何年もしていたんですね。
かっこつけをやめたら
なんとも息をするのが楽になりました。





借金も無事返しおわり。
大好きな海のある新しい街で
私は自分と二人きりの人生を
やりなおしはじめたのです。




なんとか、元気にやっています。