病院を見学してきました
要は、就活です
どこで研修医をするかってことですね
病院に直接メールで問い合わせて、
個人的に約束をし、
見たい科や施設内を案内してもらいます
今回は
心療内科へ…
私の志望は精神科
精神科と心療内科は違うんですが、
興味があったので見に行きました
具体的には、
心療内科は
摂食障害や、偏頭痛,心的な腹痛,下痢、うつ状態
など、心に受けたストレスなどが原因となって、体に出た症状を治療していくイメージです
従来は、ほとんど内科の医者が診ていたものですね
精神科は、
統合失調症や躁うつ病など、
身体の症状に焦点を当てるというよりも、精神をメインで診ます
心療内科って、わりと新しい分野なので、精神科が全部診てる場合も多いですが…
例えば、
精神科に行くほどのことじゃないけど、このしんどさの原因は心の問題かなぁ…辛いなぁ
て思ったら、心療内科を受診すればいいのです
女性なら、
月経前にものっすごい気分が落ち込んだり、鬱かな?と思うけど、生理の前だけだし、精神科には行きづらい…
という人、多いです
これも心療内科でオッケィ
婦人科でもいいですよ
私も、よく分かってないことだらけで、良い勉強になりました
でもやっぱり精神科だな♪(´ε` )
ちょっと衝撃を受けたのは、、
外来見学をしていた時のこと。。
老夫婦が患者さんとしてやって来ました
椅子が一個しかない
診察を受けるお爺さんが座り、
お婆さんは立ったままです
初診は問診が長くなるのです
私は椅子を出し、お婆さんも座ってもらいました
診察の後、先生がわたしを振り返りこう言いました
「椅子はいいから。空気になってくれる?」
「話に頷いたりもダメだから」
えーーー!?(´Д` )
理由は、
患者さんが、「いい学生さんに診てもらった。」じゃ困る。
「いい先生に治療してもらったじゃないと。」
だそうな。
私の恩師はこう言っていました
「患者さんの経験する出会い全てが、その人にとっての治療になり得る」
学生と患者さんの距離を離そうとなんて決してしなかった
外来中も、むしろ一緒に話したりした
自分はプロ、相手は患者、学生は空気
ではなく、
三者共、価値観の違う「人」同士だった
のに。な。。
空気になれ。とは、、初めて言われたので驚きました
少しショックでした
勉強になったけど、ここには入局しない
その後、飲みに誘ってくださり
それはそれは面白くて、親切で、いい先生だったんだけどね
彼は、私とは全く違うモデルを持っているのでしょう
私も頑固になってきたのかもしれない
いい職場,素晴らしい巡り合わせに恵まれますように!
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