母とコメダでモーニング。
母が、亡くなった父から生前生活費をもらっていなかった話をしだした。
その話は私が20代の頃から母に聞かされていたが、
食費や最低限の生活費はもらっているものだと思っていた。
しかし、結婚当初はもらっていた生活費も、すぐに一銭ももらえなくなったそうだ。
ならば私たち姉弟の食費や生活費はどこから出ていたのだろうか。
どうやらそれは母の趣味が高じて講師をしていたお教室の微々たる講師収入で賄っていたというのだ。
だからか。
私は納得した。
食べるものも、おからの頻度が高かったし、スパゲッティに至っては茹でたスパゲッティの上に乗っていたソースはカレースプーン一杯分だけだった。
服はもらい物が多かったし、小学5年生の野外学習(2泊)の時に女の子用ズボンを買ってほしいとせがんだが、弟の半ズボンで十分だと持たされ友だちに笑われたりもした。
家は金持ちな方だとずっと思っていた。
なぜならバブルの時に父は「銀行が用もないのに金を借りてくれというものだから、2000万借りてやった。」と言ったり、
大好きなドラゴンズが連勝するたびに毎日連勝日数×100円を姉弟にくれたりした。
子どもが喜ぶようなテーマパークなどには連れて行って貰えなかったが、毎週のように京都、奈良へでかけて行きお寺巡りをしたりもしたし、毎年父の友人家族と3家族位集まって泊まりで旅行にでかけたりもした。
お金は少なくとも私たち子どもが成長期の頃はあったと思う。
だが母には一銭も渡っていなかったのだ。
何だよ。
ダメ男じゃん。
母も私もダメ男と結婚したのか。
残念な母娘か。