ある生徒が教えてもらっているのにもかかわらず、不機嫌な態度を見せています。
どうしてこんな風になってしまったのでしょうか?
英語を話せて、使いこなせる人の所に、ある大学生が英語を教わりに通っていました。
その大学生は一人でかなり勉強していたらしいのですが、
なかなか点数が伸びないので教えてもらう道を選んだようです。
先生は、生徒がやる気に満ち溢れていたので、「無料」で、しかも、いつでも勉強しに家に来てもいいという条件で受け入れました。
さっそく今までのテストの結果を分析したところ、原因がはっきりと分かりました。
それは、「ゆっくりと冷静に文章を読んでいない」ということでした。
なので、先生は生徒に「どれだけ時間をかけてもいいから、しっかり読んで確信をもって答えを選ぼう」と指示をしました。
授業内ではその指示を守って勉強していたようなのですが、その次に宿題で解いてきた結果を見てみると、どうも指示したことを守っていないようです。
先生はもう一度、丁寧に読むようにする授業をして、同じ指示を出しました。
しかし、次もその次も同じことを繰り返してしまいます。
どうやら丁寧に読むことを意識しているのは授業中だけのようです。
そしてついに同じことを言われ続けた生徒が不機嫌な態度をして、投げやりになってしまいました。
先生も生徒が伸びない理由が手に取るように分かっていたので、「どうして指示したようにやらないのか」と疑問に思い、フラストレーションが溜まっていました。
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このようなことは、勉強だけでなく、教える・教えられる関係にある者同士なら一度は感じたことがあるのではないでしょうか?
なぜこういうことが起こってしまうのでしょう?
私が考えた結論は、「成績をあげるために大切なことの認識がずれていたため、生徒が納得して指示した内容に取り組めていなかった」ということです。
もともと、生徒は早く読むことを続けていれば、だんだん点数が上がってくると考えていました。
だから、先生に指摘されたときも、「間違った原因は先生の言う通りだ」と感じていました。
しかし、その後も生徒が一番成績を上げるために大切だと思っていたのは、早く読むことを続けることだったのです。
つまり、ミスしてしまう原因と解決策は分かっているのに、その方法で勉強していくということ自体に「納得」していなかったのです。
こういうことはよく起こると思います。
例えば、野球を教えている監督が選手に、「もっとしっかり球を握れ」と指示したとします。
もちろん、監督は選手がうまく投げられない原因が分かっていて、解決策を的確に与えています。
しかし、選手は監督に言われたこと以外にも自分なりに気になることがあって、その指示を忘れてしまいます。
そして、結果的になかなかうまく投げられるようにならない、ということが起こります。
この場合も、監督の指示したことに対して、選手が100%納得していなかったことが原因でしょう。
このように、誰かに教わって、勉強など何か成果を出そうとしているときは、具体的なやり方とかではなく、とにかく成果を上げるために何が一番大切なのか、問題点は何なのか、解決するための道筋はどうすればいいのかということをお互いに納得できるまで話し合うことが大切だと思いました。
教えている人は、相手が納得しているかどうか確認してみてはいかがでしょうか?
教わっている人は、もし引っかかってることがあるなら納得できるまで聞いてみてはいかがでしょうか?
