三寒三寒四温三寒精神科

猫の恋沈みしやうに眠つては

春の水云う事もなく鯉流る

朝寝にて総て離れていく日など

虚子の忌の車庫へバス帰れ帰れ
三寒四温ポテトチップスてふ孤独

居酒屋に海胆残されて無言かな

花待てりさいころ型の肉塊も

シガレットチョコこぼれ出て涅槃の日

ビニールに卵ばかりや春の泥


春は嵐乾ききつたるティーカップ

冴返る待合室の灯の落ちて

梅林や横隔膜の不確かさ

平日の遊園地てふしゃぼん玉

家の鍵ぶら下げたまま卒業す



縦書きのブログってないよね。
不満。
更新再開。


ある日上野ひとり桜ベンチ晴れた

春眠暁を覚えても暇

有季定型切れ字を此処に春の風邪

春を噛むサッカーシューズぶら下げて

スキニーデニムを脱がして春の底にゐる
目に優しいフォントにしてみました。


浅草や猫背一斉おじや食う

春隣バス待つてゐる音漏れよ

タップシューズ冷たし

振り返り万両振り向いて万両

六本木ヒルズ麓に湯冷めせり
職辞してまろげるほどの雪もなく

ラグビーの男と国家試験場

悴んでこの手を何に用ひしか

室咲や六畳の底面に臥す

寒泉に触れて未消化分ばかり
気が向いたらアップする感じでいこうかな。