実家に彼が来た。

「すごく反省している。帰ってきてほしい」と。

あたしはずっと気になっていたことを聞いてみた。

「あたしのこと、愛してる?」


ものの数ヶ月でわからなくなった。
結婚したのにわからなくなった。


「当たり前だろ!!お前は俺の嫁さんだぞ!!?
死ぬまで一緒にいたい相手に決まってるだろ!!!」


涙が出た。
嬉しかった。



何ひとつ解決していないのに。


今なら「だったら大事にしろ!!バカ野郎!!!」と叫ぶだろう。

そして平手打ちして「一発は一発」が返ってくるか確認する。


安心できない人の元に、愛する我が子を連れては行けない。



しかし、あたしはまだまだ若かった。

若くて甘くて青かった。


『結婚』は、愛のカタチ…
そんな夢を見ていたんだろうな。

入籍してから今までのことを、水に流してしまった。


何ひとつ解決していないのにね。


間に受けて素直に喜んでしまったあたしは、再び戻る事になる。



…檻の中へ