4月30日、ニコニコ超会議に参加させていただきました。

 

 

 

情報量が多いので前編・後編に分けさせていただき、今回は後編「性感染症」についてです

 

 

 

僕はAV男優として、たえず健康と勃起論、そして性感染症と向き合ってきました。

 

 

 

その中でも知らなかった事や、改めて学ばせていただいた事を、皆さんに知って頂きたい・そして自分自身が忘れないためにもここに記しておきます!

 

 

 

13時~14時 

 

日本うんこ学会ブース、見つけられますか?笑

 

 

 

 

忽那先生はドクターGや情熱大陸にも出ておられる通り、感染症医の第一人者であり、日本初の回帰熱症例の診断や、日本で診断されているジカ熱の輸入例のうち最初の3例を診断するというとんでもなくご高名なお方です!

 

 

 

顔からやさしさがにじみ出ておられます。

 

 

 

 


趣味はお寺巡りとダニ収集との事で、忽那先生の顔が仏さまに見えてきました。

 

 

 

 


という事で早速、お話したことを抜粋しQ&A方式で~!

 

 

 

 

 

 

【性感染症】

 

Q.ホリエモンさんとのトークで「HPVワクチン(ヒトパピローマウイルス=子宮頸がんワクチン)が男性にも有効」という話が出たのですが、 何故それをみんな声を大にして言わないのですか?

 


A.確かにHPVは男性にもガンを起こすことがあります
特に肛門ガン。男性同士でアナルセックスをする人にみられ、それらはワクチンで予防できます。

(※HPVワクチンは副作用について色々取りざたされていますので、リスクをよく理解したうえでの判断をお願いいたします。)

 

 

 

 

 

Q.ヘルペスは口にできるのが1型、性器が2型、背中とかに帯状疱疹ができますよね。
 帯状疱疹のヘルペスにはワクチンがあると聞きましたが、1型2型にはワクチンはないのですか?

 

A.今のところ実用化されたものはありません。帯状疱疹にはワクチンがあって、打つことで発症は抑えられます。

 

 

 

Q。帯状疱疹とヘルペス1型・2型、これは一緒ではない?


A.一緒ではありません。

 

種類は似ているけど症状は別で、

 

帯状疱疹のワクチンを打ってもヘルペスには効きません。

 

 

 

 

 

Q.相手が怪しいな…と思った時、男優は女優さんの体液は飲み込まないようにしています。飲むのと飲まないのでは感染率は変わるのですか?


A.残念ながら変わりません。

 

例えば、淋菌による病気になっていたとして、淋菌は喉にも感染するものなので、口の中に入れたら飲まずとも喉に達してしまうと考えられます。

 

 

 

 

Q.では見るからに性病の疑いがある相手としたあとの対処法として、どれが一番有効ですか?


 1.水でうがいをする。

 

 2.お茶(カテキン)でうがいする。

 

 3.イソジンでうがいする。

 

 

A.はっきり言って科学的に効果が証明されているものはないです

 

症状がなくても感染していることはありますので症状が出ていなくても、時間をおいて検査をするのが一番いいです。

 

→これは衝撃。

 

君子危うきに近寄らず、という事か・・。

 

でも気休めでもイソジンではうがいをしてしまうなぁ。。

 

 

 

 

 

 

Q.病気だなと思う人と関係を持って何%ぐらいの可能性で感染するのですか?


A.エイズは0.1%ぐらい。
 

(淋病やクラミジアは)正確な数字を出したことはないが、だいたい3割ぐらいじゃないかと言われています。


 感染しますと粘膜が炎症を起こしたりしてエイズとかにもかかりやすくなります。


→そうなんです。感染率は低いんです。とはいえ他のSTDを患っていると感染率がぐっと上がりますし、1000回に1回の感染が「1回目に来る」ことも十分に考えられます。

 

 

 

 

 

 

Q.7割は伝染らない、となると、そのうつる人とうつらない人の明暗を分けるのは何なのでしょう?

 

A.先ずは菌量。多いと感染率は上がります。
そして
粘膜が弱いかどうか

傷がついてたり出血してたりすると感染しやすいですね。

 

→天龍源一郎さんの水平チョップを食らった後は感染しやすそうです。

 

 

 

 

 

Q.ではカラオケに行って熱唱して喉を傷めつけたあと、相手といい感じになっちゃって愛撫しようとしたら、相手の女性に性病の疑いがあった場合、感染率は高くなりますか?


A.声帯が傷つくので咽頭とは関係ないです

 

咽頭と声帯は違ちがいますので。

→ほへぇ!!!

 

 

 

 

 

 

Q.最近増えてる性感染症は・・・?


A.梅毒はすごく増えてますね。

 

 

 

 

 

Q.梅毒は完治しないのですか?


A.完治はするけどB型肝炎の時と同じで梅毒の抗体は体内から消えないので検査をしても陽性になります。

 

 

 

 

 

 

Q.ではその梅毒の抗体ができたら新しい梅毒が来たらやっつけることはあるのですか?


A.抗体は感染したことがあることを示すだけで、やっつける能力はありません。


 患者さんによっては3回、4回かかってる人もいます。

 

→凝りない人だなぁ!

 

 

 

 

 

 

Q.梅毒になると鼻がもげるという都市伝説は本当ですか?


A.今の日本では・・・ほぼないでしょう。

 

(昔はあったのでしょうかね・・・汗)

 

 

 

 

 

Q.なんでないのですか?


A.そこまで進む前に抗生物質で治療されることが多いからです。

 

梅毒の治療だけじゃなくて、なんとなく抗生物質を飲んでしまうことが多いのでそこまで進む人が希なんです。

 

 

 

 

Q.ちなみに梅毒の抗生物質はなんという名前?


A.普通はペニシリンです。


→おおお!よく教科書やクイズに出題されるフレミングさん!発見してくれてありがとう!!

 

 

 

 

 

 

Q.肝臓がんの原因で一番多いのはB型肝炎とC型肝炎BとCの違いはなんなのか?

 


A.ウイルスの種類が違います。

 

 

B型肝炎はごく普通のセックスでうつります。

 

C型肝炎も性感染症。

 

アナルセックスや粘膜が傷ついた状態でするセックスでうつりやすいですね。

 

 

 

 

Q.ちなみにA型肝炎は?


A.食べ物で感染する病気ですが、これも性交渉で感染することがあって


特にオーラルアナルセックス、アナルを舐めたりとか、腸の中にいることがあります。

 

アナルを舐めることによって便の中にいるウイルスを口の中で取り込んで感染することがあります。これもワクチンで予防することはできます。

 

C型肝炎だけ、まだワクチンがありません。

 

医師はB型肝炎ウイルスをもらいがちなのでワクチンをうつ事が義務化されている。


AV男優の方々はA型肝炎・B型肝炎のワクチンはぜひ打っておいた方がいいですよ。

 

そして検査は本当に大事です。


お金がない方は保健所でエイズの検査、梅毒とB型はタダや安く検査をしてくれますので。

 

→直ぐ打ちに行きます!!!!!

 

 

 

 

 

Q.予防を深めたいと思って調べたら免疫力を高めることが大事というところに行きつきました。

 

そこで、腸内の「菌育成が大事」と聞いたので「菌育」をして免疫力を高める方法ってやはりあるのですか?

 

 

 

A.非常に難しいですね。


腸内の菌が我々の健康に関わっているというのは言われ始めていますが、明確にこうした方がいいというのはまだわかっていません。

 

→とはいえ僕は腸内環境は整えておく!!

 

僕が飲んでるやつ。僕の腸とは合うようで、絶好腸

 

 

 

 

 

Q.絶対性病の可能性のある女性とヤらなければいけない状況があったとします。

コンドームをつけたとしても金玉は守れないですよね。金玉に性病汁が接触したらうつりますか?

 

 


A.基本的には粘膜のところに接することで感染します。
金玉は粘膜ではないので、クラミジアと淋病は普通であれば大丈夫。
ただヘルペスとかは感染することがあります。

 

 

 

 

 

 

Q.怪しいマンコに指を入れて後、唾液をつけるため口に指を持っていったら感染しますか?

 

A.それは感染しますね。

 

→ぎゃー!これ、良くしちゃう行為!!

 

 

 

 

 

 

Q.キスで咽頭クラミジア・咽頭淋菌

 

はうつりますか?


A.キスでは普通はうつらない。オーラルセックスはうつることがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

Q.よだれ1ℓ飲んでも感染しませんか?


A.そんなことをした人がいないからわかりませんが、普通は唾液では感染しません。

 

→Oh!Yeah!!!

 

 

 

 

 

 

Q.怪しいマンコに指を入れたのち、汗を拭こうとして目をこすったりすると…?

 

A.感染リスクはある。

 

→ぎゃー!怪しいマンコのあとは粘膜に触れてはダメって事ね!!

 

 

 

 

 

 

 

Q.ちんちんの粘膜はどこからが粘膜なのでしょう?

 

A.カリの部分の下をきれいにすると感染症にかなりかかりにくいです。

亀頭のすぐ下のところぐらいまででしょうか。

 

洗いにくい部分なのでよく洗って清潔にしたほうがいいですね。

 

そこを不潔にしていると菌が残ってしまったりします。

 

 

 

 

 

Q.実際に女優さんからにあった話で、

 

お尻の穴を触った手で手マンをしたら菌が膀胱→腎臓に入って、全身を菌がめぐり「腎盂腎炎」になって2週間入院という方がいました。


 うんちしたあとふいて、マンコをいじったりすると・・・感染の可能性があると・・・?

 

A.特に女性の場合は特にお尻と尿道の距離が狭い。

 

逆行して大腸菌とかが腎臓に上がりやすいので男性よりも女性の方が腎盂腎炎や、膀胱炎になりやすいので注意が必要ですね。

 

→よく言う「前(マンコ側)からお尻にかけて拭きましょう」って教えですね。

 

 

 

 

【忽那先生からのメッセージ】
 
相手にうつさないということが一番大事なことです。

 

自分が感染しているかも?って思ったら検査をしてもらうのが一番です。

 

どこか病院でも保健所でも自分が感染していないということを定期的に確認するのがいいです。

 

実際に予防としてできることはそんなに難しいことではありません。


コンドームをちゃんとつけましょう

 

時々検査をしましょうとか、

 

決してハードルは高くないので、

 

 みんなで予防する活動を広げていければと思います。

 

ぜひ周りの人にもお伝えください!

 

忽那先生の著作。

名前がかわいい。

 

 

 

【石井先生より】


しみけんさんの

 

座右の銘「鉄と膣は熱いうちにうて」に今後はワクチンも加えていただいて

 

「鉄と膣とワクチンは熱いうちに打て」に変えましょう!

 

 

 

 

 

そうだよ、そうなんだよ!!


僕はいっつも言うけども、

 

車や時計、ファッションなどでカッコつけている人が沢山いますが

 

そんなことよりも、

 

しっかりコンドームを付けて検査を受けて感染症に対しての知識を持っている人の方

100倍カッコいい!!

 

それを踏まえての外見でしょう!

 

 


その他、こんなお話もしました!

 

Q.変な話、細菌兵器が飛んできたらまず何しますか?

 

A.菌の種類にもよるけど、炭素菌とかの場合は抗生物質が治療に有効ですので、病院に受診してもらう。
→落ち着いてらっしゃる!!

 

 

 

 

Q.炭素系に効く抗生物質は?

 

A.炭素系に効く抗生物質はキノロン系です。

 

 

 

 

忽那先生は 経口の第三世代セフェム系を「DU=だいたいうんこになる」というのを提唱してらっしゃいます。

 

風邪薬ではないけれど、風邪に出されることが多い抗生物質「第三世代セフェム系」。

 

その抗生物質を飲むとほとんど吸収されずにDU(だいたいうんこ)になって出ていくそうです。

 

 

 

Q.僕はたまにプロテインを飲んで15分経つとお腹が痛くなって下す時があります。これって飲んだプロテインがそのまま吸収されずに出ているのか?それともお腹に溜まっていたものが出ているのでしょうか?

 

A.胃を通過するのにかかる時間は約15分。

 

1、2時間で小腸を通過して、2日ぐらいかけて大腸を旅します。なのでトータル2日か3日かかります。

 

吸収はされてますが・・・プロテインとかのタンパク質って吸収されにくいんですよね。

 

プロテインもDU(だいたいうんこ)になっているかもしれない。(笑)

 

→えーっ!!こんなに毎日高校生の時からプロテインを飲んでいるのに!!
なんてこったい。。でもね、少しでも吸収されていれば良しとしましょう。

 

やさしい忽那先生は、僕の著作を読んでくださってました。

うれしい~!!

 

 

という事で、いかがだったでしょうか。


まだまだ世の中には分からない事だらけですが、その中でも「○○の傾向がある」というのを信じ、模索して最善な策を探していきましょうよ!

 

という事で、僕は翌日AとB型の抗体検査に行きました

 

結果が出次第、ワクチンを打ちます

 

そしてHPVワクチンも打ちます。

 

 

そして続報をお待ちください!

 

 


(´ω`)