finally文
説明
finally文は、Pythonにおいて例外の有無に関わらず、最後に必ず実行されるコードを指定するための構文です。tryブロック内で処理が行われた後、例外が発生したかどうかに関わらず、finallyブロック内のコードが実行されます。基本的な構文は以下の通りです。

finally:

    # 例外の有無に関わらず最後に実行される処理



finally文の使用
try:
    x = int(input("整数を入力してください: "))
    result = 10 / x
    print("結果:", result)

except ZeroDivisionError:
    # 0で割るエラーが発生した場合の処理
    print("0で割ることはできません。")

except ValueError:
    # 無効な入力(整数以外の入力)があった場合の処理
    print("無効な入力です。整数を入力してください.")

finally:
    # 例外の有無に関わらず最後に実行される処理
    print("処理が終了しました。")


この例では、finallyブロック内のprint("処理が終了しました。")は、tryブロック内で例外が発生しても発生しなくても必ず実行されます。


補足
- finallyブロックは例外が発生しても発生しなくても実行され、主にリソースの解放やクリーンアップ処理を行うのに利用されます。
- finallyブロックは省略可能で、必要に応じて使います。