- 千円札は拾うな。/安田 佳生
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成長とは変化すること。
変化するとは、何かを捨てること。
自分の仕事のスキルを上げるためには、仕事のスキルを上げる「練習」をする。
「練習」とは、成果を劇的に上げるやり方を深く考えること。
優秀な人には「自由な時間」を与える
スキルアップと成長とは違う。
スキルは身につけていくものだが、成長とは変化することだ。
ビジネスでは、頑張って努力して100mを9.5秒で走るより、全く別の方法で100mを5秒で移動した物が勝つ。
常識と非常識の周りには、どちらにも属さない「常識外」という未知の可能性が満ち溢れている
単に売上を伸ばすだけでなく、企業が健全な状態でいられるバランスを保つための努力も必要
優良顧客はいくつも持っているが、突出して優良すぎる顧客はなく、顧客全体の約30%が常に入れ替わり新陳代謝している状態が健全な企業経営。
どんな投資でも1手先より3手先で回収する戦略のほうが、勝率が上がってリターンも大きくなる。
経営は「売上を買っている」と経営者が自覚することから始まる
失敗を恐れず失敗から学ぶ
会社の業績アップを望むなら、経営者が考えるべきことは、いかにして損を少なくするかではなく、いかにして社員の決済能力を向上させるかということ。
人材に投資する場合、大切なのは、何にお金を使うかではなく、それによって、その人材が何を得、どう変わるかだ。
「物」の価値は買った瞬間に下がる
勝率と倍率のバランスを、ひとつの投資ごとに見るのではなく、5つの投資をするとしたら、5つ全体でバランスが取れるようなものを考えて投資する。
企業文化とうのも、これからは「数や量」ではなく「質や美意識」を追求していく時代になる
人が生きていく上で必要なものは、お金そのものではない。
必要なときに必要なお金を作り出すことの出来る能力を身につけることだ。
大成する男は自分の価値を高めるために「お金」と「時間」の使い方が違う
人生での総収入を増やすためのお金の使い方をしている
自分の時間には価値があると思い、意識して時間を使っている
経営の判断には「早さ」が必要
やるかやらないかというときは、それが新しいものであればやる。
今やっていることを続けるか続けないかというときは、それが今までずっとやってきたことならやめる。
大切なのは今がどんな時代なのかを見極めること
いざというときの変化への対応力は、規模が大きくなればなるほど弱くなる
年商30億の会社が年商100億を目指すといったとき、普通は年商40億はその途中に位置すると考える。40億の延長線上に100億があり、今の年商に少しずつ積み上げていって100億に至る。
だが実際はそうではない。今持っているビジネスモデルを捨て、別のビジネスモデルを持つから100億になれるのである。
失いたくないと思っているものがある限り、新しいものを持つことも作り出すことも出来ない
今与えられている仕事を極める努力もせずに、次のビジネスに行っても、それは「成長」とは言わない。
社長が何もしなくても会社が回っていき、どんどん成長する仕組みを作るのが、社長の本当の仕事