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武田先生からの本

武田先生の活動紹介


今年も療育先のフォーラムで、武田先生が来てくださいました。


講演を聴くのも4回目になりますが、

大事な内容は毎回押さえながらも、深みを増した内容になっていると感じています。


今回のテーマは、「いのちへの関わり 今と未来をいきること」でした。


毎回、ダウン症を持つ子供を持つ母としての立場と、

医療者側としての立場と両方の視点で聞くようにしています。


母としては癒され、

医療者としては戒められ、


そして、忘れかけていた視点を思い出させてくれます。



先生の実際の活動や関わりのようすを聞いていると、

カウンセリングを受けられた方々は、本当に幸せだなと思います。


状況によっては祖父母にピアサポートされることもあるのだと。




殴り書き状態のメモから、印象に残った言葉を書いておきます。



・いのちは応答を求めている。


 いのちは「○○」××しよう。(○×はいろんな言葉をあてはめる)


・母がいのちとの応答を始めたときがいのちの始まり。


・訓練としての食事より楽しんでからの食べ方である。


・大切なことは、自分自身の心から出たものかどうか。

(間違えたら正せばよい)


・いのちに関わることは、今と未来を生きることに他ならない。


・どんな状況でも未来と希望を語る。



・隠さないこと   ダウン症と言うことを伝えることを言うのではない。

           ○○でこんな性格で、こうなりたい、こう育って欲しいと、

           本人の事を伝える。


そして、「自律と感性を育てる子育て


    たとえば、自分で体調を整えることができる、日常の中でいろいろ共有する。


上手に言葉がしゃべれるという目の前のことより、

 人としてどう育てるか。」


先生はいつも複眼的な視点という話をされます。


私たちの目の前に「ダウン症」という言葉が出てくると、

身体的な視点だけになってしまい、

本来あるべき「祝福」などの視点が見えなくなってしまうという話です。


私たちは、このような事実に気がついてくれる人がいるだけで、

がんばれるのではないでしょうか?



先生は、いろんな講演や学会で、出生前診断についてもお話しされています。


その先で、一人でも賛同してくれる方が増えることを祈るばかりです。



前回の講演会では、終了後すぐに退室されてしまい、

私があとからメールでお話を聞いてもらうことになったためか、

今回は講演のあとに片付けをされて、すぐに退室されませんでした。


おかげで、ゆうくんをつれて挨拶もできて、

就学に向けての新たな悩みができたことを吐露出来ました。


普段のそのような先生の心遣いが、

多くの人の支えになっているのだと思います。





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